ツール・ド・フランス第17ステージ、ポガチャルがマイヨ・ジョーヌの力を示す

レース

カラパスとヴィンゲゴーは表彰台を確保

☆記事

タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ)は、ツール・ド・フランスの最高峰であるポルテ峠でステージ2勝目を挙げ、ツール・ド・フランスの総合争いに権威を確立させた。

ポガチャルは、山岳の途中でアタックを仕掛けて総合を争う選手が多くいるグループを引き離し、ヨナス・ヴィンゲゴー(ユンボ・ヴィスマ)とリチャル・カラパス(イネオス・グレナディア)はそれを追走した。

総合2位のリゴベルト・ウラン(EFエデュケーション・ニッポ)は遅れてしまい表彰台圏内から脱落してしまった。

ポガチャルは登り坂で2人を振り落とそうと加減速を繰り返すもできなかった。

しかし、先頭集団の後方に張り付いていたカラパスが、残り1.5キロのところでアタック。ヴィンゲゴーを脱落させることに成功した。

カラパスは1.5km地点で加速してヴィンゲゴーを脱落させたが、フィニッシュから200mの地点で再び先頭集団に復帰した。

結局、カラパスもポガチャルも、フィニッシュまでお互いを脱落させることは出来なかった。

ポガチャルは残り120メートルのところでスプリント勝負を仕掛け、海抜2209メートルの地点でヴィンゲゴーを抑えて優勝した。

ポガチャルは、ステージ優勝と総合成績だけでなく、2年連続での水玉ジャージの争奪戦に加わった。

ポガチャールはステージ優勝により山岳ポイントを40点加算して67点とし、ワウト・プールス(バーレーン・ヴィクトリアス)との差を11点に縮めた。

☆タデイ・ポガチャルのコメント

「チームはマイヨ・ジョーヌを守るために毎日一生懸命働いてくれた。今日は、逃げ切りをよりよく守るための良いコースで、チームは素晴らしい仕事をしてくれた。ステージを取りに行くか、守りに徹するか、五分五分だったんだ。最終的には、みんなが良い調子になって、トライして、成功したので、とても嬉しいよ。」

「3人で抜け出したが、一緒に先頭を走ったのは僕とヨナスだけだった。僕は何度か抜け出そうとしようとした。今日の彼らは本当に素晴らしかった。最終的には最後の50メートルをスプリントして、それで十分だったんだ。」

☆ヨナス・ヴィンゲゴーのコメント

「今日(水曜日)の結果にはとても満足しています。もちろん、ステージ優勝を目指していました。2位は私にとって本当に素晴らしいことです。特に、リゴベルト・ウランからタイムを奪ったことで、とても満足しています。」

「ポガチャルがアタックしたとき、すぐにはついていけなかったが、幸いなことに戻ってくることができた。チームメイトがよく守ってくれました。少なくともステージ優勝できると思っていた瞬間もあった。勝利のために戦ったので、本当に嬉しいです。」

「カラパスは我々と一緒にいて、彼は強かったが、幸運にも彼の攻撃を受けた後、私は復帰することができた。今日は本当に大変でしたが、2位になれたことは本当に素晴らしいことです。木曜日は自分のベストを尽くして、どうなるか見てみたいと思います」

第17ステージ順位。以下画像引用”https://www.procyclingstats.com/index.php
第17ステージ終了時点の総合順位。

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