ブエルタ・ア・エスパーニャ2022第20ステージ、カラパスが3勝目をあげ、エヴェネプールが総合優勝

レース

レムコ・エヴェネプール、感動の涙を流す。

☆記事

ブエルタ・ア・エスパーニャの最終山岳ステージは、イネオス・グレナディアーズのクライマー、リチャル・カラパスにさらなる喜びをもたらし、ステージ3勝目、そして山岳賞の受賞をもたらした。

イネオス・グレナディアーズでの最後のグランツールとなったカラパスは、ブエルタ最後の上り坂でセルジオ・イギータ(ボーラ・ハンスグローエ)を置き去りにした後、逃げ切り勝利を飾った。

カラパスの後ろでは総合グループがレースを展開し、総合リーダーのレムコ・エヴェネプール(クイックステップ・アルファビニール)は、最後の難関を無事に突破し、自身初のグランツール総合優勝を決めた。

エヴェネプールは、総合2位のエンリク・マス(モビスター)に2分07秒のリードを保ちながら、山岳に入った。しかし、マスのライバルがこの日の最後の登りで加速したため、彼は総合首位の座を守るのにほとんど問題はなかった。

2人は総合グループの一員として、カラパスに15秒差、マスに2秒差でゴールラインを通過した。エヴェネプールがマドリッドで行われる最後のスプリントステージ(ほぼセレモニー)を勝ち抜けば、1978年のJohan De Muynck以来のベルギー人グランツール総合優勝者となる。

テイメン・アレンスマン(チームDSM)はカラパスから8秒差で2位となり、フアン・アユソ(UAEチーム・エミレーツ)が総合勢の先頭ゴールした。アレンスマンは、アユソのチームメイトであるジョアン・アルメイダとともに、イネオス・グレナディアーズのカルロス・ロドリゲスより総合で上に立つべく、終盤の数キロを走り抜けた。

ロドリゲスは第18ステージの落車で負った怪我と闘いながら、1分23秒遅れでゴールし、アレスマンに1秒差で総合7位に後退した。

☆【ステージ優勝 山岳賞】リチャル・カラパスのコメント

「総合がかかっているので、超難関ステージであることは分かっていた。自分のやり方で、賢く、必要なときに動いて、走りました。これは僕にとってとても重要なことで、決勝でアタックすればここで勝てるとわかっていたんだ。」

「実のところ、私にとってはとても嬉しい勝利で、感動しています。何より、自分がどういうライダーなのかがよくわかると思います。山岳賞のために戦うことは、私の目標の一つでした。スタートでは、おかしなことはせず、動きに合わせて、前に出ようとした。このジャージでステージ優勝できたことは、僕にとって大きな意味を持つ壮観なことだ。とても感動しています。今日(土曜日)は、道路でたくさんのエクアドル人が応援してくれているのを見ました。彼らはレースを楽しんでくれただろうか。」

☆【総合優勝】レムコ・エヴェネプールのコメント

「今、自分の頭や体がどうなっているのかわからない。信じられませんね。昨年に続き、批判や悪口を言われたので、ペダルで応えたつもりです。ベストな状態でここに来るために、一生懸命頑張ったんです。今、このブエルタで勝てたことは、本当に信じられないことです。」

「実は、良い状態でスタートした初めてのグランツールなんです。パトリック・ルフェーヴルのチームのリーダーとして、そしてベルギーのために、チームメイトのために、両親のために、婚約者のために、初めてグランツールで勝つことができて本当に幸せです…何日も、何週間も、何ヶ月も家を離れていたんですから。それもこれも、彼らのおかげです。」

「今朝は本当にストレスが溜まっていた。昨夜はあまり眠れませんでした。何が起こるかわからないし、超タフなステージだった。ブエルタで優勝できたことは、とにかく嬉しいです。」

「今日(土曜日)は、脚で応えました。ステージ優勝は考えず、ただ総合優勝を目指した。私はただ、自分の力に従い、コントロールし、信頼するのみでした。結局、レースはとてもハードだったけれど、僕たちは本当によく走った。そう、今日は私の人生の中で最高の日なのです。信じられないような一年でした。モニュメント(リエージュ~バストーニュ~リエージュ)優勝、サン・セバスチャン連覇、ステージ2勝、総合優勝、そしてこの冬に結婚…想像も願わなかった最高の年だと思う。」

☆ブエルタ・ア・エスパーニャ2022第20ステージ順位

”以下画像引用”

☆ブエルタ・ア・エスパーニャ2022第20ステージ終了時点の総合順位

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