ツール・ド・フランス第9ステージ ベン・オコナーが勝利&総合ジャンプアップ

レース

☆記事

ベン・オコナー(AG2Rシトロエン)は、ツール・ド・フランス第9ステージの山頂フィニッシュで、21キロの登りをほぼ全区間単独で走りきり、これまでのキャリアの中で最大の勝利を手にした。

山頂では、コロンビアのセルジオ・イギータ(EFエデュケーション・ニッポ)や山岳賞候補のナイロ・キンタナ(アルケア・サムシク)とのバトルを制し、一時はマイヨ・ジョーヌも狙える状況にあったが、雨の中での厳しいレースを制して勝利を手にした。

総合2位にもランクインし、首位のタデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ)との差は2分1秒だ。

ポガチャルは4km地点でリチャる・カラパス(イネオス・グレナディア)のアタックに反応し、オコナーがゴールした直後にメイン集団を再び破壊。バラバラにしてしまった。

ドゥクーニンク・クイックステップのクライマー、マティア・カッタネオは、オコナーに5分7秒差をつけて2位に入り、スプリンターのソニー・コルブレッリ(バーレーン・ヴィクトリアス)は、山岳での素晴らしい走りで5分34秒差で表彰台に上がった。

ポガチャルは、オコナーと6分02秒差でゴールした。ポガチャルはカラパス、ヨナス・ヴィンゲゴー(ユンボ・ヴィスマ)、エンリク・マス(モビスター)、リゴベルト・ウラン(EFエデュケーション・ニッポ)らとの差を更に32秒に広げることに成功した。

総合成績は、ポガチャルが3位のウランに5分18秒の差をつけ、ヴィンゲゴーが5分32秒で4位、カラパスが5分33秒で5位となっている。

☆ベン・オコナーのコメント

「ツール・ド・フランス に出場することは、すでに夢のようです。そして、このような勝利を手にすることができたのは素晴らしいことです。私を支えてくれたすべての人への大きなご褒美です。今年、私を信頼してくれたAG2Rシトロエン・チームのためにも、とても嬉しいです。チームメイトのために、チームのために、この勝利を持ち帰ることは特別なことです。」

「今朝のスタートでは、僕は逃げ集団に入るはずではなかった。前方に大きなグループがあり、私はそのグループに合流するためにジャンプしました。懸命に走るべきか、冷静になるべきか、どうすればいいのかよくわからなかった。その後、3分、4分、5分とリードを広げていったと聞きました。このような長い一日でも、私は勝つことができると自分に言い聞かせました。」

「最後の上りでの有力選手のアタックを恐れていました。でも、タイム差はわかっていたので、このままの状態を続けて、けいれんを起こさなければ勝てると思っていました。私はずっと信じていました。重要なのは、パニックにならないことです。なぜなら、その瞬間には頭の中でいろいろなことが起こるからです。イエロージャージについては、全く考えていませんでした。無理だと思っていましたし、ステージに勝つことに集中していました。」

第9ステージ順位。以下画像引用”https://www.procyclingstats.com/index.php
第9ステージ終了時点の総合順位。

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