ジロ・デ・イタリア2022第4ステージ、エトナ山に挑むギヨーム・マルタン。「最も困難な場所だと思う。本当に険しいし、すぐにタイム差を見ることができると思う。」
☆記事
高地でのキャンプは、単に脚を何キロも、肺を希薄な空気で満たすだけでなく、これから起こることに対して心を準備させる役割もある。
ジロ・デ・イタリアを前にトレーニング場所を選ぶ際、ギヨーム・マルタンが選んだのは、刺激的な場所だった。
エトナ山の南側に位置するリフージオ・サピエンツァは、火曜日の午後、ジロ・デ・イタリア第4ステージのフィニッシュ地点となる。
ここは先月、ジロ・デ・イタリアでのデビューを控えたマルタンのトレーニング拠点としても機能した。コフィディスに入ってから、マルタンは通常シエラネバダで高地トレーニングを行っていたが、ジロ・デ・イタリアを前にして、この陰鬱な火山は抗しがたい魅力を持っていることがわかった。
「いろいろな理由があったんだ。天候や標高のような明白な理由もありましたが、ジロの前にイタリアの雰囲気に浸るという考えもありました。」
「エトナのステージを偵察することもできたし、いろいろなことが組み合わさったんだ。」とマルタンは語った。
マルタンは4月初旬にシチリアの滞在を始め、ガールフレンドと一緒にカターニアとタオルミナを訪れ、海抜1900mのリフージオ・サピエンツァに滞在し、ジロへの準備を完了させた。
同じ山道を何度も登るというSisyphean的な試みは、おそらくマルタンの中の哲学者に訴えかけるものだろうが、火山はすでにこのフランス人選手にとって幸せな思い出となっていた。
2019年のジロ・ディ・シチリアでエトナ山の頂上で優勝し、その前のシーズンには、所属するワンティ・ゴベールチームですでにトレーニングを積んでいたのだ。
ジロは火曜日に久々にエトナ山に戻るが、リフーギオ・サピエンツァでのフィナーレはおなじみだ。エステバン・チャベスがステージ優勝を果たした2018年は、木々に覆われた低めの斜面に挑んだが、今回は山の避難所に向かってルートが続き、22kmの登りになっている。
「これまでと同じフィニッシュラインだが、登り方が違うんだ。」とマルタンは語り、ジロ初の山岳ステージは、ハンガリーからシチリアへの移動の直後であるため、複雑なものになるだろうと警告した。
「休息日の管理は難しいでしょう。月曜日の朝早く飛行機に乗って、そこから回復しなければならない。ステージ自体は比較的短いが、エトナに着くまでに起伏のある道がいくつかある。それが管理するのが難しいんだ。」
コメント