ファンデルプールはマイヨ・ジョーヌを維持するために逃げに入り、ログリッチは苦戦、カラパスはアタックを仕掛ける
☆記事
マテイ・モホリッチ(バーレーン・ヴィクトリアス)は、ツール・ド・フランス第7ステージで勝利し、非常に強力な逃げ集団の中から最高のライダーであることを証明した。
🏆 🇸🇮 @matmohoric wins in Le Creusot !
— Tour de France™ (@LeTour) July 2, 2021
🏆 🇸🇮 @matmohoric s’impose en solitaire !#TDF2021 pic.twitter.com/98ro7Iw9bO
また、マチュー・ファンデルプール(アルペシン・フェニックス)がマイヨ・ジョーヌを着用しており、総合でのリードを拡大したほか、ワウト・ファンアールト(ユンボ・ヴィスマ)、キャスパー・アスグリーン(ドゥクーニンク・クイックステップ)がそれぞれ2位、3位に浮上した。
UAEチームエミレーツのアシストが、このような強力な集団を逃がしてしまったために、長い間、厳しい追走に耐えなければならなかったタデイ・ポガチャルも、プリモシュ・ログリッチ(ユンボ・ヴィスマ)を除いた他の総合上位候補と同様に、集団でゴールした。
ログリッチはフィニッシュまで18kmのシグナル・デュションの上りで脱落。第3ステージでの落車の影響が残っていたと思われ、最終的には4分ほど遅れてゴールし、マイヨ・ジョーヌ獲得の可能性はなくなってしまった。
登りでのログリッチの苦戦は、イネオス・グレナディアスがアタックを仕掛けるきっかけとなり、ペースを上げ、リチャル・カラパスが爆発的なアタックを仕掛けた。 カラパスは一時30秒以上の差をつけることができたが、モビスターとEFエデュケーション・ニッポの献身的な追撃により、ゴール前の直線でカラパスを吸収することができたため、タイムを稼ぐことはできなかった。
2000年以来となる超長距離のツール・ド・フランスのステージは退屈なものになるのではないかという懸念は、この日の序盤からな激しい展開で見事に払拭された。特にイエロージャージが逃げ集団の先頭に立って懸命に走る姿が印象的で、総合を狙うのクライマーたちに大きなアドバンテージを得たイエロージャージ、ファンアールト、アスグリーンがからからどのような走りを見せるのかが楽しみだ。
このような盛り上がりの中、忘れてはならないのが、ステージ優勝を果たしたモホリッチの走りの素晴らしさだ。モホリッチはシグナル・デュションで脱落したストゥイベンに1分20秒、ファンデルプールとファンアールトを含む後続グループに1分40秒の差をつけてゴールしたのだ。
☆マテイ・モホリッチのコメント
「今日は自分にとって良いステージだと思っていた。。ステージのロードブックをチェックしていたので、今日一日でどれだけ集中できるかわかっていました。自分の特性に合ったステージはあと1つしかないので、ステージ優勝を狙っていくのがいいと思いました。」
「何とか逃げに入りましたが、逃げた先には超強力な選手がいたので、待っていても最後の登りでは間に合わないと思いました。だから、早めに行くことにしたんだ。」
「最初の山岳ポイントでは、ジャージ獲得のためのスプリントに専念していたので、自分がそのまま行くとは思っていませんでした。でも、その後、ギャップができたときには、なぜやらないんだ?と思ったよ。」
「あと何キロあるかを考えながら、安定した走りをしました。あと何キロあるかを考えながら、着実に走りました。最後の1kmになるまで信じられなかったよ。」
「ジロやブエルタではステージ優勝を果たしましたが、今回はまったく別のものです。これは世界で最も大きなレースです。慣れるまでには時間がかかると思います。」
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