マーク・カヴェンディッシュ、エディ・メルクスと並ぶツール・ド・フランス最多ステージ勝利を記録!ツール・ド・フランス第13ステージ。

レース

ポガチャルは横風による混乱にも関わらずマイヨ・ジョーヌをキープ

☆記事

マーク・カヴェンディッシュ(ドゥクーニンク・クイックステップ)は、カルカソンヌで開催された第13ステージで今ツール4度目の優勝を果たし、ツール・ド・フランスで通算34回目の優勝を果たし、エディ・メルクスの持つステージ優勝記録に並んだ。

マーク・カヴェンディッシュは、最後の100メートルのところで、複雑なゴール前の駆け引きを制して勝利した。2位にはリードアウトしたミケル・モルコフが入り、ジャスパー・フィリップセン(アルペシン・フェニックス)が表彰台に上がった。4位には終盤に追い上げてきたイヴァン・ガルシア(モビスター)がランクインした。

ドゥクーニンク・クイックステップのトレインがラスト2kmを支配するかと思われたが、フィニッシュまで600mの地点でチームDSMとバーレーン・ヴィクトリアスのトレインが先頭に立ち、いつもよりも複雑な展開となった。

しかし、カヴェンディッシュのチームメイトであるダヴィデ・バレリーニが残り300mで単独で抜け出し、その直後、イヴァン・ガルシアも前に出た。しかし、このスペイン人選手には、モルコフ、カヴェンディッシュ、フィリップセンがついていたため、最後まで先頭を保つことはできなかった。

その結果、カヴェンディッシュはモルコフのリードアウトによって先頭でゴールラインを通過し、フィリップセンに0.5秒差で勝利した。

カヴェンディッシュは、220kmの長丁場のレースを終えて、中間スプリントで獲得した8ポイントに加えて50ポイントを獲得し、ポイントランキングでのリードを拡大した。この結果、カベンディッシュは279ポイントを獲得し、マイケル・マシューズ(チーム・バイクエクスチェンジ)に101ポイントの差をつけ、さらにフィリプセンが7ポイント差で続いている。

タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ)は、ツール・ド・フランスの総合リーダーとして、このステージを無事に終えた。リゴベルト・ウラン(EFエデュケーション・ニッポ)との差は5分18秒で、土曜日の第14ステージに臨む。

☆マーク・カヴェンディッシュのコメント

「記録的な勝利だからといって何の違和感もありません。ツール・ド・フランスのステージで優勝することは、子供の頃の夢であり、多くの努力の末に実現しました。ですから、私の優勝が、10人の子供たちに自転車に乗ることを決意させ、将来ツール・ド・フランスに出場してもらうきっかけになること、それが一番大切なことなのです。」

「このステージはとても素晴らしいものでした。暑い中、風に吹かれながら220キロのレースをして、疲れてしまった……そして、なんというフィニッシュだったんだろう。今日(金曜日)はとても深く引いてしまったので、ギリギリの状態でした。でも、みんなが頑張ってくれたので、私はスプリントしなければなりませんでした。決勝はやや上り坂で、イヴァン・ガルシアがアタックしてきたので、最後の右カーブで失速した私をミケル・モルコフが引き戻してくれたました。」

☆カンタン・パシェのコメント

(敢闘賞を獲得して)「アタックしたときには、もっと人数が増えるといいなと思っていました。少し急で曲がりくねった道に差し掛かっていたので、アタックするにはとても良かったと思います。最後は一人になってしまい、望みは薄かったのですが、これがツール・ド・フランスなので、全力を尽くしました。」

「複雑なスタートを切ったツールで、自分を安心させたかったのです。明日は、私が知っている道で素敵なステージがあるでしょう。あまり長くない上り坂で、私には合っていますし、何よりトレーニングで使う道ですからね。逃げ切りに参加できることを願っていますが、いずれにしてもピレネーでは良い結果を出したいと思っています。闘争心を持っていて、良いスパイラルに入っている。」

☆ダニー・ファンポッペルのコメント

(今日のスプリントで5位に入り、久々にツール・ド・フランスで上位にフィニッシュしたことについて)

「とても緊張した一日でした。この日は一日中、風が強く、時には横から、時には前から吹いていました。それを利用しようとするチームもありましたが、私は常に集団の前の方にいたので、引っかかることはありませんでした。」

「最初は、スプリントフィニッシュはないと思っていました。しかし、グリーンジャージのチームが3人以上の選手を逃がさずにコントロールしているのを見て、カルカソンヌでの集団スプリントに備えなければならないと理解しました。最終盤では、チームメイトたちが私を先頭に立たせてくれました。それだけでよかった。トレインの本数が多いので、背後からこっそり行くのが一番の選択肢だったからだ。このトップ5をチームのために獲得できたことを嬉しく思います。スタート時から調子が良かったので、この結果は今後の励みになります。」

第13ステージ順位。以下画像引用”https://www.procyclingstats.com/index.php
第13ステージ終了時点の総合順位。

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