メリーランド・サイクリング・クラシック2022はセップ・ファンマルクが逃げ切り勝利

レース

ニコラス・ズコウスキーが僅差の2位、ニールソン・ポーレスが3位に入賞。

☆記事

初開催のメリーランド・サイクリング・クラシックを制したのはセップ・ファンマルク。北のクラシックを得意とし勝てそうで勝てない善戦マン的な選手として知られる彼。まさか3年も勝利から遠ざかっていたとは……。ここでの勝利はWT残留を狙うチームにとっても有難いものになったはずだ。”画像引用”

セップ・ファンマルク(イスラエル・プレミアテック)は、ボルチモアで開催されたメリーランド・サイクリング・クラシックで優勝した。ベルギーのワンデースペシャリストである彼は、5人の逃げ集団からニコラス・ズコウスキー(ヒューマンパワードヘルス)とニールソン・ポーレス(EFエデュケーション・イージーポスト)を抑え、3年ぶりの勝利を手にした。

トムス・スクインシュ(トレック・セガフレード)は表彰台から外れ、残り2.4kmで逃げ集団に再び加わったアンドレア・ピッコロ(EFエデュケーション・イージーポスト)は5位となった。ピッコロとパウレスはゴール前のランインで何度もアタックを試みたが、差を広げるには至らなかった。

その後、ピッコロはポーレスの牽引役となり、残り800mでスプリントのためにペースを上げた。残り300mでファンマルクがピッコロの追撃を振り切り、ゴール前でズコウスキーに捕まりそうになったが、そのまま逃げ切り優勝を果たした。

ワールドツアー4チーム、プロチーム2チーム、コンチネンタル10チームが混在する中、レース展開に注目が集まったが、最初の20kmで勝負が決するとは誰も予想していなかった。

ファンマルクは、予想外に困難な地形を通って逃げ出した25人のライダーの一人だった。トレック・セガフレード、EFイージーポスト、イスラエル・プレミアテックなどのチームが厳しいレースを展開したが、最終周回でプロトンの半分以上が引き離されるほど厳しいレースとなった。

☆【優勝】セップ・ファンマルクのコメント

「レース最初の部分が厳しかったので、集団スプリントにはならないだろうと思っていた。」

「でも、最終ラップはそれほど難しくなかった。だから、スプリントになると思ったんだ。とにかく、レースが始まってすぐに大きな逃げがあり、どのチームも2、3人の選手を送り出していたので、プロトンは逃げを容認しなければならなかった。それからスタートからハードなレースになったんだ。」

「最後は、攻めて、攻めて、正しい動きをするようにした。最終集会にはもう4人しかいなかった。」

「最終ラップにはもう4人しかいなかったんだ。おそらく僕が一番速かったと思うから、アタックしてきた選手たちを僕の近くに留めておこうとしたんだ。そしてとにかく、うまくいったんだ。」

☆【3位】ニールソン・ポーレスのコメント

「逃げ集団に多くの選手を投入し、逃げの選択をすることで、今日一日、自分たちがペースを押し上げたと実感したし、マグナスにもチャンスがあると思った。」

「最終的には、私が先頭に立ったとき、マグナスのスプリントチャンスが失われたことがわかったので、がっかりしているんだ。彼にも強いスプリントがあっただろうから、それを仕留められなかったのは残念だ。」

「そうだね、ほろ苦いね。アメリカのレースで表彰台に上れたことは本当にうれしいし、ここにいることは本当に幸せなことなんだ。でも、今はこれでいい。」

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