デマールが落車を回避し2位に。
☆記事
フィル・バウハウス(バーレーン・ヴィクトリアス)は、アルノー・デマール(グルパマFDJ)を抑えてツール・ド・ポローニュ第5ステージで勝利を飾ったが、ゴール前最後の1kmで大規模な落車が発生し、フィニッシュは散々なものとなった。
セルジオ・イギータ(ボーラ・ハンスグローエ)は、このクラッシュで遅れたものの、先頭集団と同タイムを獲得し、リーダージャージを保持した。
残り800m地点の急カーブで、2車線から1車線に狭まった直後に多くの選手が落車し、スプリンターの大半が競争から脱落した。
オラフ・コーイ(ユンボ・ヴィスマ)、マーク・カヴェンディッシュ(クイックステップ・アルファビニル)、サム・ベネット(ボーラ・ハンスグローエ)は、発生した落車により、ステージ優勝の可能性を失うこととなった。
この事故により道路が塞がれてしまい、ステージ優勝を争う選手はわずか8名となり、その中でもデマールとバウハウスはスプリンターとしての有利を確立していた。デマールのチームメイトであるヤコポ・グアルニエーリは、最後の1kmを牽引していたが、ゴール直前で脱落し、バウハウスのためにジョナサン・ミランがリードした。
バウハウスは、3月のティレーノ・アドリアティコのステージ優勝に続き、今シーズン2勝目を挙げた。彼はは、既に今大会の第1ステージ、コーイに敗れて2位となっており、あと一歩のところまで来ていた。
☆【ステージ優勝】フィル・バウハウスのコメント
「決勝ではジョニー(ジョナサン・ミラン)が一緒だったので、勝利できたことがとても嬉しいです。」
「集団スプリントでは、必ずしも脚力が優れているとは限りません。チームワーク、戦術、タイミングも重要です。」
「第1ステージを2位で終え、今年は自分が世界最高のスプリンターの一人であることを証明できたので、チームも僕もワールドツアーレベルで多くのレースに勝つことができると確信していたんです。また勝つのは時間の問題だった。脚の調子もいいし、体調もとてもいいし、世界でもトップクラスのチームに所属しているんです。最終日のクラクフでもスプリントを行い、また良い結果を出したいと思っています。」
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