ワウト・ファンアールトの銀で編んだマイヨ・ジョーヌ。ツール・ド・フランス2022

ニュース

「毎日ハードなレースをすれば、遅かれ早かれ報われるはずだ。」第2ステージで2位を獲得したワウト・ファンアールトが語る。

☆記事

ワウト・ファンアールトは、ツール・ド・フランスで2日連続の2位を受け入れなければならなかったが、第2ステージでの敗北には明るい兆しがあったという。

第2ステージはファビオ・ヤコブセン(クイックステップ・アルファビニル)に抜かれ、優勝を逃してしまっている。

「フィニッシュした直後は、自分が勝ったと思ったのに、ファビオに抜かれてしまってがっかりした。」とファンアールトは話す。

「いつも勝利を目指すが、私はすぐに自分が2位であることに気づいた。しかしマイヨ・ジョーヌを手に入れた。また2位になってしまったけど、文句を言う理由はない。」

ファンアールトは昨年のツール・ド・フランスの3ステージを含むこのスポーツ最大のレースで幾度も勝利し、シクロクロスの世界チャンピオンに何度も輝いたことがある。

しかし、彼はロンド・ファン・フランデレンなどのメジャーレースで大きな敗北を喫したことから、永遠の、少なくとも度重なる準優勝者、シルバーコレクターとしてファンに語られることもある。

彼はそのようなレッテルや批判、決まり文句を受け流し、自分の勝利を味わい、敗北から学ぶことを好んだ。

“What doesn’t kill, you makes you stronger. (苦労が自分を強くさせる。)”と、彼は決まり文句で答えた。

「多くのチャンピオンが、多くの2位を経験している。2位でいいんです。このツールで2回2位になったけれど、イエロージャージを手に入れたんだから。」

「ここ数年の僕の経験では、常に次の日にチャンスがあるんだ。昨年のツールでは、序盤で失敗してしまいましたが、自分にはできると信じ続けました。ヴァントゥー越えステージの前日には2位になりましたが、その翌日には自分のキャリアの中で最も美しい勝利を手にしたんだ。常に前進し続けなければならないんだ。」

ファンアールトはパリ~ニースとクリテリウム・デュ・ドーフィネで総合リーダーのイエロージャージを着たことがあるが、2019年と2021年にあと一歩のところまで行ったものの、ツール・ド・フランスのマイヨ・ジョーヌを着るのは今回が初めてだ。

「他のレースと同じジャージだけど、このジャージはもっと大きな意味がある。このジャージを着ることができて、本当に嬉しいし、誇りに思う。これまでにも素晴らしい勝利を収めてきましたが、このような美しいジャージを着るのは初めてです。サイクリストは皆、このジャージを着ることを夢見るものだと思う」とファンアールトは語った。

ユンボ・ヴィスマはプリモシュ・ログリッチとヨナス・ヴィンゲゴーの総合優勝、そしてファンアールトのマイヨ・ヴェールを獲得を目指す。マイヨ・ジョーヌのチーム内での防衛は重荷だが、ファンアールトはチームが担える目標であると信じている。

「このツール、特に最初の1週間は本当に大変なんだ。ジャージの有無にかかわらず、やるべきことはたくさんあります。」

「チームは一日中印象的だった。これから何が起こるか、自信を持って楽しみにしている。」

参考記事

コメント

タイトルとURLをコピーしました