「表彰台を目指し、最終週に近づいたら、勝てる位置にいるかどうかを見極める。」
☆記事
サイモン・イェーツは5回目のジロ・デ・イタリアに参戦し、優勝候補の一人として名を連ねる。バイクエクスチェンジ・ジェイコは彼の総合への挑戦をサポートすることに専念するが、マリアローザに狙いを絞ることはまだ考えていないようだ。
イエーツは、2018年に13ステージで総合をリードした後、最終週にトップの座を譲り、順位を下げたが、2021年ジロ・デ・イタリアの終盤では踏ん張り、ミラノの最終総合表彰台で3位の座を確保するなど、グランツールの予測不可能さを身をもって理解している。
イェーツを守るために、ロードキャプテンとしてマイケル・ヘップバーンがアシストとしたクリストファー・ユールイェンセン、オーストラリアのカラム・スコットソンを引き連れ、彼にとって7回目のジロ・デ・イタリアに参加することになった。この3人は、2021年にイェーツが総合3位になったときに共にジロで戦ったライダーだ。
アメリカとイタリアのタイムトライアルチャンピオン、ローソン・クラドックとマッテオ・ソブレロもチームの一員となり、ダミアン・ホーゾンとルーカス・ハミルトン(4月初旬のイツリア・バスクの第5ステージでバリアを越えてクラッシュした後にレースに復帰)は、登りアシストとして期待されているはずだ。
今シーズンのイェーツは、ルタ・デル・ソル5位、パリ〜ニース2位でスタートし、ボルタ・ア・カタルーニャでは第3ステージ終了後に体調を崩してしまった。回復後は高地トレーニングに取り組んだ。 ブエルタ・アストゥリアスの3ステージは、ジロ前の最後のテストレースとなり、29歳の彼はレース中盤の暑さの中で厳しい1日を過ごしたが、2回のステージ勝利を収めており、好調が窺える。
☆サイモン・イェーツのコメント
「昨年のミラノの表彰台での素晴らしい祝賀会の記憶がまだ残っていて、同じ感動をもう一度味わうのも悪くない。」
「ハンガリーでのスタートから5月29日の最終ステージのヴェローナまで、道は長く厳しいが、準備はできているし、素晴らしいチームメイトがいる。」
「もし、勝てなかったとしても、誰かが私より優れているのだから、それはそれでいいのです。もし、自分が要求されるレベルに達していなければ、それこそが私にとって失敗なのです。」
「実際のレースでは、常に表彰台を目指します。表彰台を目指し、最終週に近づいたら、優勝できる位置にいるかどうかを見極めて、そこから攻めていくんだ。」
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