ブエルタ・ア・エスパーニャ第17ステージ、山頂ゴールでプリモシュ・ログリッチが完全勝利

レース

ユンボ・ヴィスマのエースが総合リーダージャージを取り戻す。

☆記事

ブエルタ・ア・エスパーニャ第17ステージでは、プリモシュ・ログリッチ(ユンボ・ヴィスマ)が、争いの口火を切ったエガン・ベルナル(イネオス・グレナディアス)を引き離してリーダージャージを獲得し、ブエルタ・ア・エスパーニャ3連覇に向けて決定的な一歩を踏み出した。

第17ステージ順位。以下画像引用”https://www.procyclingstats.com/

雨に濡れたアストゥリアスの午後、総合争いでのログリッチの優位性は論を待たないだろう。しかし、この劇的な勝利は、残り61kmで野心的なアタックを仕掛けたベルナルに負うところが大きい。 ログリッチはベルナルの加速についていく力のある唯一の選手で、そのライバルと協力して後続との差を一時は2分以上に広げた。

最後の上り坂を前に、その差は縮まっていったが、ログリッチの見せ場はまだ始まったばかりだった。残り12kmの時点でログリッチは確実にレースの主導権を握り、残り7.6kmの時点でベルナルとの差を広げてしまった。

ログリッチはそのまま単独でゴールし、チームメイトのセップ・クスは1分36秒で2位争いのスプリントを制し、ミゲル・アンヘル・ロペス(モビスター)、アダム・イェーツ(イネオス)、エンリク・マス(モビスター)、ジャック・ヘイグ(バーレーン・ヴィクトリアス)、ベルナルがいる集団をリードした。

総合成績では、ログリッチがマスに2分22秒、ロペスに3分11秒の差をつけている。ベルナルは1つ順位を上げて6位となったが、ログリッチとの差は4分29秒となっている。

第17ステージ終了時点の総合順位。

☆プリモシュ・ログリッチのコメント

「レースだから、最終的には何も考えずに彼(ベルナル)についていったんだ。それから、『かなり遠いし、最後にはかなりきつい登りが待っている』と考えていましたが、うまくいきました。本当のショー、本当のレースだったんだ。」

「最後の登りで勝負を決めたわけではなく、できるだけ速く登ろうとした。その時点でエガンはもうついてこなかったので、僕は一人で行ったんだ。」

☆エガン・ベルナルのコメント

「走り続けるのは好きではないが、そうしなければならない時もある。でもこれが本当のサイクリングなんだ。でも、これが本当のサイクリングなんだ。このブエルタの間、僕はずいぶんと苦しんできたが、ようやくいい脚ができた。」

「ログリッチの勝利に貢献できてうれしいよ。彼はレースをリードしていたし、僕についてきてくれたし、平地では交代していた。今日は彼が一番強かったし、彼のためにも良かったと思う。」

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