ブエルタ・ア・エスパーニャ第12ステージ、先日逃げたマグナス・コルトが2勝目

レース

マグナス・コルトがバジョーリ、マシューズを抑えて2勝目。ログリッチが再び落車。

☆記事

ブエルタ・ア・エスパーニャ第12ステージでは、マグナス・コルト(EFエデュケーション・ニッポ)が集団スプリントを制し、今ブエルタ2度目の優勝を飾った。

残り60km地点にある2つの上り坂は集団を削り、ゴールへの道のりをエキサイティングに演出するものだった。40人の集団は、ロマン・バルデ(DSM)、ジュリオ・チッコーネ(トレック・セガフレード)、ジェイ・ヴァイン(アルペシン・フェニックス)、セルジオ・エナオ(クベカ・ネクストハッシュ)らの後半のアタックでバラけたものの、残り1km地点で再び吸収された。

バイクエクスチェンジとUAEチームエミレーツは、平坦なラスト10kmで4人のグループを吸収するため、仕事をしていたが、マイケル・マシューズ(バイクエクスチェンジ)とマッテオ・トレンティン(UAEチームエミレーツ)は、ゴールスプリントでマグナス・コルトが勝利したため、手ぶらで帰ってくることとなった。

第12ステージ順位。以下画像引用”https://www.procyclingstats.com/index.php

イェンス・クークレールがコルトをリードすると、アンドレア・バジョーリ(ドゥクーニンク・クイックステップ)が彼の後ろからスプリントし、危うくライン上で差し切るところだったが、なんとか粘りきった。

オッド・クリスティアン・エイキング(アンテルマルシェ・ワンティゴベール)は、最後の登りで脱落したものの、プリモシュ・ログリッチ(ユンボ・ヴィスマ)とアダム・イェーツ(イネオス・グレナディア)と共に集団で無事にゴールし、総合首位をキープした。

第12ステージ終了時点の総合順位。

☆マグナス・コルトのコメント

「チームでは、大きな集団スプリントはしないと話していました。しかし、集団が小さくなったとき、チームはこのようなステージで私をサポートしたいと考えました。チーム全体が素晴らしい仕事をしてくれたので、最初の数時間は逃げ切りを狙っている人たちがいても、私はゆっくりとリラックスすることができました。」

「昨日から少し足に違和感を感じていたが、2つの登りをなんとか越えて、最後はイェンスが素晴らしい仕事をしてくれて、スプリントに完璧に間に合わせてくれた。マシューズやトレンティンなど、とても優秀な選手がいたが、僕らは挑戦したかったし、この勝利を手にすることができて最高にうれしいよ。」

☆マイケル・マシューズのコメント

「水曜日のステージの後、今日(木曜日)はまだ難しいだろうと思っていました。最初の登りで、すでにチームには自分が活躍できないことを伝えていました。このステージは自分にはハードすぎると思ったからです。でも、歯を食いしばっていろいろな登りを越えていったら、みんながスプリントまで連れて行ってくれると言ってくれたんだ。」

「スプリントでは、マグナス・コルトが前に出て、EFエデュケーションNIPPOのタイミングが良かったのですが、全体的には良いチームパフォーマンスだったと思います。」

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