総合はスティーヴン・ウィリアムズがキープ
☆記事
ダリル・インピー(イスラエル・プレミアテック)は、ツール・ド・スイスの第4ステージで勝利し、2年間続いた怪我による不調から脱却しベストな状態に戻っていることを証明した。
この南アフリカ人ライダーは、右側で他のスプリンターが体をぶつけ合う中、左側を完璧なタイミングでスプリントし、アルベルト・ベティオール(EFエデュケーション・イージーポスト)を抜いて急加速、ゴールでは差しにきたマイケル・マシューズ(バイクエクスチェンジ・ジェイコ)を抑えた。3位はセーアン・クラウアナスン(DSM)。ベッティオールは4位、トム・ピドコック(イネオス・グレナディアーズ)は5位となった。
インピーは2019年ツール・ド・フランス第9ステージの勝利以来のワールドツアー勝利となり、2020年の南アフリカ国内ロードレース選手権を制して以来の勝利となった。
ちょうど1年前、スプリント時の落車により、インピーは東京オリンピックを欠場することになったが、37歳になったにもかかわらず、再び勝利を手にすることができたことは驚きと賞賛に値するだろう。
総合はスティーヴン・ウィリアムズ(バーレーン・ヴィクトリアス)が、後半の上りで他の選手のアタックを受けながらも、60人の先頭集団でフィニッシュした。彼は2位のアンドレアス・クロン(ロット・スーダル)に6秒差、3位のゲラント・トーマス(イネオス・グレナディアーズ)が7秒差をつけている。
☆【ステージ優勝】ダリル・インピーのコメント
「最近の若い選手たちは競争が激しく、昨年はいろいろなことがあり、自分がトップに返り咲けるかどうか分からなかった。」
「昨年はいろいろなことがあり、自分が再びトップに立てるかどうか不安だった。チームや家族の支えも大きかったし、つらいときも助けてくれた。優勝できて本当にうれしいよ。」
「残り800mで全てを失ったと思った。混戦だったのだが、左側で差が開いたので、そのまま行った。手を挙げようとしたが、左側に青い閃光(マシューズのこと)が見えたので、フィニッシュラインてまバイクを投げなければならなかった。自分が勝ったのかどうかもわからなかったが、本当にうれしかった。」
「マイケル・マシューズのようなライダーを、キャリアの終わりに近い今日のようなフィニッシュで倒すことができたのは、素晴らしい勝利だ。」
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