ツール・ド・フランス2022第9ステージでタイムを失ったイネオス・グレナディアズのエースの1人
☆記事
イネオス・グレナディアズは、日曜日のツール・ド・フランス第9ステージを4人の選手が総合トップ10内に入る状態でスタートしたが、ダニエル・マルティネスがマイヨ・ジョーヌから15分ほど差をつけられ、上位の総合候補が一人少なくなった状態でこの日のステージを終えることとなった。
ほとんどの場合、アルプスの登りでは、逃げ集団の選手たちがステージ優勝を争う中、主要な総合勢たちは大きなアタックをかけることなく、静かな状態を保っていた。しかし、集団のテンポは、少なくとも何人かの選手の総合への希望を打ち砕くのに十分ではあった。
ダニエル・マルティネスは今年のツールでチームの総合エースの一人とされていたが、第9ステージで総合への願望が崩れ去った。
マルティネスは最後の登りの序盤でペースが落ち、その後も集団に戻ることができなかった。その後、集団は上りを続け、カテゴリー外の最後の上りの前に短い下りを行い、そしてゴールまで上ると、彼はあっという間にタイムを失った。
レースリーダーのタデイ・ポガチャル(UAEチーム・エミレーツ)とヨナス・ヴィンゲゴー(ユンボ・ヴィスマ)は、ゲラント・トーマス、アダム・イェーツ、トム・ピドコックに3秒差をつけたが、この3人のチームメイトであるマルティネスは、ポガチャルのタイムに15秒03差をつけられ、はるかに悪い結果に終わっている。
結局、マルティネスはステージ開始前の1分59秒差の総合10位から17分12秒差の30位まで、総合の順位を下げてしまった。
「彼は今日、あまり気分が良くなかったんだ。それが顕著に表れたね」。イネオスのロッド・エリングワースはステージ後にこう語った。
「何が起こったのか見てみなければならないが、彼にとっては少し残念なことだろう。」
エリングワースは、マルティネスが苦戦したことで、チームのアプローチが大きく変わることはないだろうともコメントしている。
「一日の終わりに、我々はまだ総合上位に3人を抱えている。トム・ピドコックもその役割をはたしている。詳しいことはこれから分かるだろう」
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