ファンアールトは2位で総合首位をキープ
☆記事
ディラン・フルーネウェーヘン(バイクエクスチェンジ・ジェイコ)は、デンマークの地で行われるツール・ド・フランス最終日、第3ステージでスプリントを行い、マイヨ・ジョーヌのワウト・ファンアールト(ユンボ・ヴィスマ)に数センチ差をつけて自身5度目のステージ優勝を飾った。
ジャスパー・フィリプセン(アルペシン・ドゥクーニンク)が3位に入り、ペーター・サガン(トータルエナジーズ)は4位でゴールした。ファビオ・ヤコブセン(クイックステップ・アルファビニル)は、最後の直線でトレインを見失い、5位となった。
混乱したスプリントの中、残り200メートルでユンボ・ヴィスマが最初に飛び出した。ファンアールトが飛び出し、サガンがその後ろに続いた。彼は、バリアに向かって接近しつつ僅かに斜行し、サガンの進路を狭めてしまった、その結果サガンはラインを通過する際にスプリントに異議を唱えていた。
後方では、カレブ・ユアンが行き場を失い、サガンの外側に回り込もうとするもこれも進路がなく、ハンドルを叩いて悔しがっていた。一方、フルーネウェーヘンは、ファンアールトが空けたスペースに入り、ファンアールトとフィリップセンの間をすり抜け、残り数メートルで抜け出し、勝利を手にした。
第3ステージ終了時点で、ファンアールトはイヴ・ランパールト(クイックステップ・アルファビニル)に7秒差までリードを広げ、引き続き総合をリードしている。
☆【ステージ優勝】ディラン・フルーネウェーヘンのコメント
「チーム、家族、友人たちに、いい形でツールに戻ることができたことに感謝したい。」
「肉体的にではなく、精神的に辛かったのはもちろんのこと。あんなことがあったんだから……。これは妻と息子のための勝利だ。僕にとって大きな意味があるんだ。」
「昨日は自分自身に少し腹が立っていた。今日は長い間、箱入りの状態だった。残り9kmのところで転倒にも巻き込まれたが、彼らが僕をポジションに戻してくれたので落ち着いていられた。」
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