『無敵』の次は『海峡のサメ』ニバリが地元シチリアで2019年以来の勝利を飾る。ジロ・ディ・シチリア第4ステージ

レース

ヴィンチェンツォ・ニバリが単独アタックでステージ&総合優勝を勝ち取る。

☆記事

ヴィンチェンツォ・ニバリ(トレック・セガフレード)は、ジロ・ディ・シチリアの最終ステージで優勝し、アレハンドロ・バルベルデ(モビスター)から総合優勝を奪い、久々の勝利に涙した。

メッシーナ出身である36歳のニバリは、残り22kmでエトナ山にある重要な登りでアタックをかけ、その後は一度も振り返ることなく先頭でゴールした。

後続のロマン・バルデ(チームDSM)らを引き離し、バルベルデとの40秒に開いた差を後続は埋めることができなかった。ニバリは、ゴールまでの下り坂の隅々まで熟知しており、更にリードを49秒まで拡大した。

ニバリはゴールで観客に手を振り、故郷メッシーナの近くで開催されたホームレースで優勝したこと、そしてトレック・セガフレードでの2年以上の無敗記録を更新したことに気づいて涙を流した。また、プロとして地元シチリア島での初勝利となった。

ステージ2位はシモーネ・ラヴァネッリ(アンドローニ・ジョカットーリ)が制し、アレッサンドロ・コーヴィ(UAEチームエミレーツ)が3位に入った。

第4ステージ順位。以下画像引用”https://www.procyclingstats.com/

総合優勝は46秒差でニバリがバルベルデを破り、49秒差でコーヴィが総合3位に。

ジロ・ディ・シチリア総合順位。

☆ヴィンチェンツォ・ニバリのコメント

「シチリアでの初勝利ということで、感情的になってしまいました。父や若いチームメイトと一緒にこの道を走って育ちましたが、10代の頃に夢を追って引っ越してしまいました。故郷に戻ってくるのはいつも感動的で、特に勝つのは素晴らしいことです。」

「最近は体調不良が続いていたので、ここで勝つのは簡単ではありませんでした。しかし、家族や友人に会えたことで、特別なものになり、感情を抑えるのが難しくなりました。道はよく知っているし、特に最後の下りは、感情の高まりでコーナーを失敗してしまったけれど、僕のキャリアの中で特別な瞬間だった。」

「8月にシチリアで20日間のトレーニングを行い、ツアー・オブ・ルクセンブルグでレースに復帰しました。今は、イタリアのワンデーレースで何ができるかを考えています。イル・ロンバルディアは私にとって重要なレースなので集中しています。」

コメント

タイトルとURLをコピーしました