カラパス、ピドコック、ゲイガンハート、ヴィヴィアーニらが暫定チームシートに名を連ねる。
☆記事
イネオス・グレナディアスの2022年におけるグランツールの計画は、新年以降に確定される予定だが、すでにジロ・デ・イタリアのほぼラインナップが予定されており、具体化しつつあるという。
イタリアの雑誌のインタビューで、スポーツディレクターのマッテオ・トザットは、リチャル・カラパス、トム・ピドコック、テイオ・ゲイガンハート、エリア・ヴィヴィアーニ、ベン・スウィフトがジロ・デ・イタリアに出場することを示唆した。
更に、リッチー・ポートも加わることになるだろう。彼はすでに、キャリア最終年である今年に彼のグランツールデビューの舞台となるジロに参戦する意向を既に示している。
一方2021年シーズンのジロ・デ・イタリアを制したエガン・ベルナルはツール・ド・フランスとブエルタ・ア・エスパーニャで総合を狙うため、ジロへの参戦はなさそうだ。
ジロ・デ・イタリアに参戦するメンバーの中でも注目すべきなのはカラパスだ。彼は2019年にモビスターでジロを制し、その後もイネオスでツールやブエルタの表彰台に上がり、グランツールの総合リーダーの一人として地位を確立している。
インタビューではカラパス、ピドコック、ポート、ゲイガンハート、ヴィヴィアーニ、そしてスウィフトが現在ラインナップに載っていることが語られ、残った枠は2つだけとなった。
サルバトーレ・プッチョは過去9回のジロのうち8回をチームで走り、最近契約を延長したため、再びロードキャプテンとして行動することも期待されるが、イネオスには多くの山岳アシストを抱えているので、それを呼ぶこともできるだろう。
フィリッポ・ガンナは過去2回のジロでそれぞれ3勝を挙げているが、コペンハーゲンのオープニングタイムトライアルでイエロージャージに手が届きそうなことから、ツール・ド・フランスへのデビューの可能性が取りざたされているのでジロの参戦は薄いだろうか。
一方ベルナル、ゲラント・トーマス、アダム・イェーツ、パヴェル・シヴァコフはイネオス・グレナディアスの他の総合リーダー候補で、ジロとツールで責任を分担し、誰かがジロ・デ・イタリアのラインナップに入ることも十分に考えられるだろう。
☆マッテオ・トザットSDのインタビュー
★リーダーについて
「我々はジロで勝つために素晴らしいチームを編成する。我々のリーダーはカラパスになると思います。」
★ピドコックについて
(ピドコックは2021年にセンセーショナルなシーズンを送り、ブラバンツ・ペイルで優勝し、ブエルタで初のグランツールを走り、同時にマウンテンバイクのオリンピック金メダルを獲得している。)
「トムは昨年ブエルタに出場し、今はジロに挑戦したいと思っていますが、一方で彼はシクロクロスもやっていて、クラシックも意識しています。」「しかし、彼はイタリアのレースが好きで、これは我々にとって素晴らしいことです。」
★ヴィヴィアーニについて
(このイタリア人スプリンターは、4年ぶりにイネオス・グレナディアスに復帰し、故郷のグランツールに再び参戦することになりそうだ。)
「彼の目標、そして私たちの目標も、ジロ・デ・イタリアに出場することだ。」
「そして、最初の数ヶ月がどうなるかを見てみましょう。エリアは、偉大なジロで、勝つこともアシストすることもできることを証明しました。彼がツールのステージを制し、その後アラフィリップのために働いた年を覚えているよ。」
リードアウトの可能性について、トザットはジロではスウィフトが「リストに載っている」とも述べた。
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