バルデ「ベルナルには届かないが、表彰台は手に入る」

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フランス人エースは最終週に楽観的。

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ロマン・バルデ(チームDSM)は、2週間の間、ジロ・デ・イタリアの中でもかなり低調な走りをしていたが、第16ステージで復活し、最終週に向けての自信を高めた。

ツール・ド・フランスで2度の表彰台を経験している彼は、マリア・ローザのエガン・ベルナル(イネオス)が事実上、手がつけられない存在であることを認識しているが、どのような展開になるかわからない表彰台争いに自分が巻き込まれると考えている。

バルデは火曜日の休息日の記者会見で、「たった残り2つの表彰台を6人で争うのだから、厳しい戦いになるだろうが、何が起こるかは誰にもわからない」と語った。

その5人とは、ダミアーノ・カルーゾ(バーレーン・ヴィクトリアス)、ヒュー・カーシー(EFエデュケーション・ニッポン)、アレクサンドル・ウラソフ(アスタナ・プレミアテック)、サイモン・イェーツ(チーム・バイクエクスチェンジ)、ジュリオ・チッコーネ(トレック・セガフレード)。バルデはこれらの選手を7位で追っているが、チッコーネ、イェーツ、ブラソフとは45秒以内の差があり、カーシーは1分22秒差で3位、カルーソは2分38秒差で2位につけている。

バルデは「他の選手は僕よりも表彰台を狙える位置にいるが、戦いは終わっていない」と語った。

バルデは自分と他の5人が表彰台の頂点ではなく下の段で戦っていることを喜んで認めた。ジロはこれまで何度も最終週に逆転されており、最近では2016年のヴィンチェンツォ・ニバリや2018年のクリス・フルームが優勝している。しかしベルナルはこれまでのところ、あらゆる場面で競争相手よりも一歩抜きん出ているように見える。

5分以上の差をつけられているバルデは、「ベルナルはきれいなヒールを見せてくれた」と認めた。「彼からマリアローザを奪うなんて……彼と彼のチームはジロが始まってからずっと強かったから、誰もそんなことは考えられないよ。」

「イェーツがここ数日好調であれば、状況を挽回できるだろうし、EFもアスタナも強いが、誰もが大技を繰り出せるとは思えない。だからレースがひっくり返るという意味ではノーだけど、表彰台争いは大変なものになるだろうし、本当の戦いになるだろうね。」と語った。

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