サイモン・イェーツはトリノでジロ・デ・イタリア6勝目を挙げる。
☆記事
ジロ・デ・イタリア第14ステージは、トリノで総合の順位が逆転し、大きなタイム差が生じるという激しいレースの末に、サイモン・イェーツが総合候補の上位集団から抜け出し、今大会2勝目を飾った。
第9ステージのブロックハウスの登りで11分以上のタイムロスを喫し、総合争いから脱落したイェーツにとって、この勝利はジロで6回目のステージ優勝という、ある意味慰めになる勝利だった。
しかし、ステージ終了後、イェーツはそのように考えてはいなかったと語り、その代わりに、イタリアに来たのはレースで勝つという目標だけだったと指摘した。
ステージ終了後のフラッシュインタビューでは、優勝したことで悔しさを晴らすことができたかと聞かれ、「そうでもない」と答えている。
「この日のことを悪く言うつもりはないけれど、僕はレースに勝つためにここに来たんだ。僕にとってはただひとつのステージなんだ。もう6回目だしね。」
イェーツは総合を争う選手に混じって先頭集団におり、ハイペースとアタックによって脚を削られる中、集団に留まった。
この日の最後の上り坂で、リチャル・カラパス、ヴィンチェンツォ・ニバリ、ジェイ・ヒンドレーに追いつき、単独でアタックし、ステージ最後の丘で勝利を手にした。
バイクエクスチェンジ・ジャイコのスポーツディレクター、マシュー・ホワイトは、ブロックハウスで味わった失意と総合挑戦の早期終了に続く、イェーツと彼のチームメイトの逆転への努力に賛辞を贈った。
「大きな勝利だった。チームとサイモンによる素晴らしい逆転劇だった。」
「物事は計画通りには進まなかったが、物事をいかにうまくやり直すことができるかが、その人の真の性格を表す。サイモンは今日、とても印象的な走りをした。素晴らしいレースだった。」
「先頭集団の中で失うものがないのは彼だけだったのだから。他の選手たちは総合を目指し、互いにマークし合い、ライバルに時間をかけなければならないことを理解していた。」
「他の多くの状況下で、サイモンは冷静さを保ち、自分のタイミングを選び、それをやり遂げなければならなかった。そして彼はそれを実行したんだ。」とマシュー・ホワイトは語った。
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