今シーズン、育成チームからグルパマ・FDJへの昇格を果たした8人のネオプロの中でも特に注目され、それぞれ異なる特徴を持つ3人を紹介。
☆サミュエル・ワトソン(クラシック系スプリンター)
19歳のイギリス人ライダー、サミュエル・ワトソンは、グルパマ・FDJでワールドツアーに参戦する育成チーム出身のネオプロ8人のうちの1人だ。
彼のプロフィールは、クラシックに特化した脚質で、少しスピードもある。2022年にU23とエリートプログラムの制度の恩恵を受け、トロ・ブロ・レオンで5位となり、プロのプロトンで自分自身を試すことができた。
6月には英国ロード選手権でマーク・カヴェンディッシュにスプリントで敗れたが2位となり、ツール・アルザス第5ステージでステージ優勝を果たした。
他には、U23カテゴリーの、ヘント・ウェヴェルヘムで優勝した。
2023年には、ダンケルク4日間レースのクイーンステージ、トロ・ブロ・レオンはもちろん、フランドルのレースでも、際立った存在感を示すことができるだろう。彼の得意とするレースは、同胞のジェイク・スチュワートと非常によく似ている。
☆レニー・マルティネス(クライマー)
父、祖父、おじもプロのサイクリストといった家系で育ったレニー・マルティネスはいわば自転車競技界のサラブレッドだ。
彼は非常に軽量で、タイムトライアルでのダメージを抑えながら、山岳でアドバンテージを伸ばすことができるピュアクライマーだ。
2021年、すでにジュニアカテゴリーのツール・デュ・ヴァローム第3ステージとジロ・デラ・ルニジャーナで優勝、ジュニアクラシック・デ・アルプ、ジュニアフランスロード選手権、ジュニアタイムトライアルで3位と、非常に良いシーズンを送っている。
2022年、ベビージロとツール・ド・ラヴニールで悔しい思いをしながらも、レニー・マルティネスは山岳レースのツール・ド・ラ・バジェ・ダオステで優勝し、ティボー・ピノの後を継いでフランス人優勝者となり、ピレネーのロンド・ド・リサールで2ステージ優勝を果たした。
さらに、彼はすでにプロとしてレースをいくつか走行しており、ツアー・オブ・ジ・アルプスで総合14位、メルカントゥール・クラシックではダヴィ・ゴドゥのアシストをしながら8位と素晴らしい仕事をした。David Gaudu 2.0となるか?将来、ツール・ド・フランスに参加する前に、レニー・マルティネスはスペインとイタリアのツアーで経験を積むことで、プレッシャーから身を守り、相性の良いコースと美しい山岳ステージで力を試すことができるだろう。
☆ロマン・グレゴワール(パンチャー)
AG2RシトロエンU19のジャージで2度のフランスロードレース選手権とヨーロッパチャンピオンのタイトルを獲得し、ジュニアカテゴリーですでに印象的だったロマン・グレゴワールは、U23レースでもその実力を発揮している。
フランスのU23シクロクロスのタイトルを獲得した後、グレゴワールはリエージュ・バストーニュ・リエージュU23、ベビージロ第7ステージ、ツール・ド・ラヴニールの第6ステージといった主要なレースで優勝を果たしている。
ツール・ド・ラヴニールでは、山岳でも素晴らしいものを見せてくれた。パンチャーなので、総合では限界はあるかもしれないが、スプリントでは速く、ジュリアン・アラフィリップの後を継ぐことができるかもしれない。
19歳のロマン・グレゴワールは仕事を覚え、将来的には彼に適したレースであるブエルタ・ア・エスパーニャに出場するはずだ。その後なら、たとえばツール・ド・フランスのステージでも勝利することができるはずだ。
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