アントワン・トールクに加え、フィングステンとベネットがチームを離れる模様。
☆記事
マールテン・ワイナンツとパウル・マルテンスがすでにチームと別れを告げた後、ユンボ・ヴィスマはさらに3人のライダーと今シーズンでお別れすることになる。
アントワン・トールクがトレック・セガフレードに移籍することは前から噂になっていたが、クリストフ・フィングステンとジョージ・ベネットもユンボ・ヴィスマを離れるそうだ。一方、クリス・ハーパーは、チームとの契約を延長した。
☆クリス・ハーパーについて
26歳のオーストラリア人は、2019年にユンボ・ヴィスマにスカウトされ、オーストラリアのコンチネンタルチーム「Bridgelane」の選手として、ヨーロッパやアジアのステージレースで印象的なシーズンを終えた。
ハーパーは、ユンボ・ヴィスマでのデビューイヤーにルタ・デル・ソルで好成績を収めたが、その後はほとんど脚光を浴びることはなかった。
しかし今年のUAEツアーでは、上り坂で踏ん張り、クライマーとして好スタートを切った。タデイ・ポガチャル、アダム・イェーツ、ホアン・アルメイダに続き、総合4位でゴールしている。
新人賞総合1位はクリス・ハーパー選手が2年連続で獲得。#toj2019 pic.twitter.com/RwHdKLIrv9
— Tour of Japan (@tourofjapan) May 26, 2019
ハーパーは2019年のツアー・オブ・ジャパンで総合優勝もしている、日本とも縁のあるライダーだ。
☆ジョージ・ベネットについて
ユンボ・ヴィスマは彼との関係を続けようとしていたが、ベネットは、チーム内いくつかの才能が嵐のように発展していったこともあり、自分の救いの道を他に求めることにしたようだ。
ジョージ・ベネットは、2015年に加入して以来、チーム内で高く評価されてきた。イル・ロンバルディアでも2位となり、2021年初頭にはロードレースで国内タイトルを獲得した。グランツールでもクライマーとして一定の評価を得ている。
Mood of the day 💪
— Il Lombardia (@Il_Lombardia) August 16, 2020
Let’s relive the 2020 #ILombardia presented by UBI Banca podium!
🥇@jakob_fuglsang 🇩🇰 @AstanaTeam
🥈@georgenbennett 🇳🇿 @JumboVismaRoad
🥉Aleksandr Vlasov 🇷🇺@AstanaTeam pic.twitter.com/o4emkLzbps
ベネットは現在、ユンボ・ヴィスマの直接のライバルであるUAEチームエミレーツと交渉している模様だ。優秀な人材が揃うチームの中で、経験豊富なニュージーランド人は贅沢な人材として歓迎されるはずだ。
中東のチームがライダーに多額の給料を払っていることは有名な話だ。彼の年齢を考えれば、その選択は理解できるが、まだ契約は確定していない。
報道によると、バーレーン・ヴィクトリアスとクベカ・ネクストハッシュが彼の考えを変えようとしているそうだ。どちらのチームでも、彼ならエースになれるだろう。
☆クリストフ・フィングステンについて
クリストフ・フィングステンは、新しいチームを探すようだ。フィングステンは11月に34歳の誕生日を迎える。2020年にBORA-hansgroheから1シーズンだけやってきて、さらに1年延長した。
この多才なスプリントライダーは、これまで5年間、オランダで活動してきた。デ・ライク(コンチネンタルチーム)でのことで、そこでディラン・フルーネウェーヘンと知り合ったのだ。その繋がりで、2020年にドイツのボーラ・ハンスグローエからフィングステンがやってきましたのだ。彼の将来がどうなるかは今のところ分かっていない。
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