ダン・マーティンが今シーズンでの引退を表明

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モニュメントも制したクライマーが35歳で14年間のプロキャリアに終止符を打つ。

☆記事

イスラエルスタートアップネイションのライダーであるダン・マーティンは、2021年のシーズンをもってキャリアに終止符を打つことを発表し、14年間のプロでの活動に終止符を打った。

これまでに22勝を挙げてきたダン・マーティンは、新規事業への取り組みや家族との時間を大切にするなど、「人生における新たな挑戦」をするためにこの決断をしたと述べている。

8月に35歳になったマーティンは、現在のチームで2年間を過ごし、その間にイスラエルスタートアップネイションで大きな勝利を収めてきた。

昨シーズンはブエルタ・ア・エスパーニャでステージ優勝を果たし、今年はCOVID-19に襲われてから2ヶ月も経たないうちにジロ・デ・イタリアの山頂フィニッシュで勝利を手にした。

これらの勝利は、2013年と2018年のツール・ド・フランス、2011年のブエルタ・ア・エスパーニャでの3つのグランツールでのステージ優勝と並んで、彼の素晴らしいキャリアの中でも特に華々しいものと位置づけられている。

また、2013年のリエージュ~バストーニュ~リエージュではホアキン・ロドリゲスを抑えて優勝、翌年のイル・ロンバルディアでは終盤に単独でアタックして優勝するなど、2つのモニュメントも制している。

マーティンは次に、9月5日(日)から8日間にわたって開催される「ツアー・オブ・ブリテン」に出場する予定だ。キャリア最後のレースはまだ決まっていないが、アイルランド代表として9回目の世界選手権出場、13回目のイル・ロンバルディア出場の可能性もある。

参考記事

☆ダン・マーティンのコメント

「プロのサイクリストとして14シーズンを過ごしてきましたが、このたび決別することにしました。この大きな決断には多くのことを考えましたが、人生において他の多くのことを達成したいと考えている私にとって、前に進むのに適切な時期だと感じています。」

「これまでに下した決断の中で最も大きく、最も重要なもののひとつですが、ある意味では簡単でした。今でも競争力はありますが、そもそも私がレースをする理由である、レースを楽しむという要素が失われていることに気づきました。」

「私は今でもサイクリングが大好きで、子供の頃から好きだった自転車レースを「仕事」と呼べたことを光栄に思っています。サイクリングを通じて、私の人生を豊かにしてくれた多くの素晴らしい人々に出会い、彼らと素晴らしい経験を共有することができました。」

「私は常に自分の仕事に100%の力を注いできました。今後数年間はレースを続けることができますし、多くの人にとってそれが当然のことのように思われるでしょうが、私は人生においてエキサイティングな新しいチャレンジをする準備ができているのです。」

「引退の時期を決めることができるのは幸運なことだと思います。家族、友人、ファン、そして私のキャリアを支えてくれた多くの自転車競技チームの仲間や同僚のサポートに心から感謝しています。この2シーズンを私のキャリアの中で最も楽しく、成功した時期にしてくれた現在のチーム、イスラエルスタートアップネイション、そしてスタッフとライダーの皆さんに心から感謝しています。」

「次は?私は常にサイクリストであり続けます。レースナンバーだけでなく、ホイールも捨てません。ここ数年のオフシーズンや、トレーニングやレース以外の時間には、会社を設立したり、企業内で仕事をしたりすることに、新たな目的意識と楽しみを感じていました。この興味から、アスリートがエキサイティングな成長企業に投資することを支援するために、信頼できる人たちと共同で設立した会社、Rubix Venturesを立ち上げました。」

「また、家庭では父親、夫としてもっと存在感を示し、妻と一緒に走りに行くなど、サイクリングのキャリアとは相容れない単純なことをしたいと思っています。」

「ゴールを目の前にして、ここ数週間トレーニングに励んでいます。最後の数レースでインパクトのある走りをして、キャリアの最後を素晴らしい形で締めくくりたいと思っています」

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