カラパス・ヒンドレー間の膠着状態が続く。
☆記事
2022年ジロ・デ・イタリア第19ステージは、サントゥアーリオ・ディ・カステルモンテの山頂で山岳賞リーダーのクーン・ボウマン(ユンボ・ヴィスマ)が2勝目を挙げたが、一方スプリント時にアンドレア・ヴェンドラーメ(AG2Rシトロエン)がコースを外れるという残念な結果に終わってしまった。
ステージ優勝したボウマンは、山岳賞の獲得も果たしたが、ステージ後のコメントのすぐにこの出来事には触れず、「左コーナーがあることは知っていたけど、こんなに鋭いとは思わなかった。かなりハードなブレーキングをしなければならなかったし、イン側に入らなければならないことも分かっていた。」
その後に「今日の目標は、1日の終わりにブルージャージを手に入れることだった。ステージ優勝なんて信じられないよ。」と語った。
ヴェンドラーメがスプリントに参加できなかった一方で、マウロ・シュミット(クイックステップ・アルファビニル)もまた、イライラしていた。
シュミットはバルディアーニCSFフェイザネのアレッサンドロ・トネッリに先行されて2位になった後、身振り手振りで不満を露わにした。
「公平なスプリントではなかった」、「最後の100~200メートルを見れば(私が何もできないことが)わかる」と後に語った。

一方、残り2日となった総合争いでは、レースリーダーのリチャル・カラパス(イネオス・グレナディエ)と、2位のジャイ・ヒンドレー(ボーラ・ハンスグローエ)、バスク出身のミケル・ランダ(バーレーン・ヴィクトリアス)が最後の上りで激しく競い合った。
しかし、カラパスの1回の本格的な攻撃は、ヒンドレーとランダを退けることができなかった。この日の総合最大の展開は、チームメイトで山岳サポートの要であるリッチー・ポートが胃腸炎でリタイアしたことだった。

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