ジロ・デ・イタリア、ジョー・ドンブロウスキーが第4ステージで勝利

レース

デマルキがガンナからマリア・ローザを奪い、総合勢ではベネットとアルメイダがタイムを失う。

☆記事

ジロ・デ・イタリア第4ステージでは、アペニン山脈の急な登り坂と雨に見舞われたが、アメリカのジョー・ドンブロウスキー(UAEチームエミレーツ)が勝利を飾った。

アレッサンドロ・デマルキ(イスラエル・スタートアップネーション)は、同じく逃げにに参加していたドンブロウスキに13秒差でゴールし、マリア・ローザを獲得した。

第4ステージ、コースプロフィール。引用”https://www.procyclingstats.com/index.php

ドンブロウスキーとの差は22秒。総合エース同士の戦いは、セストラ峠に向かう最後のコレ・パッセリーノの急な登りで発生し、エガン・ベルナル(イネオス・グレナディア)、ミケル・ランダ(バーレーン・ビクトリアス)、アレクサンドル・ウラソフ(アスタナ-プレミア・テック)、ジュリオ・チッコーネ(トレック・セガフレード)、ヒュー・カーシー(EFエデュケーションニッポ)らが登りでアタックを仕掛けた。

彼らはサイモン・イェーツ(バイクエクスチェンジ)、ロマン・バルデ(チームDSM)、レムコ・エヴェネプール(デュクーニンク・クイックステップ)に11秒の差をつけた。

ヴィンチェンツォ・ニバリ(トレック・セガフレード)は34秒、ジョージ・ベネット(ユンボ・ヴィスマ)はさらに大きく、ホアン・アルメイダ(デュクーニンク・クイックステップ)は大量に遅れてベルナルグループに4分21秒の差をつけられた。

ドンブロウスキーは2012年のアンダー23ジロ・デ・イタリアで優勝し、チームスカイでプロに転向したが、腸骨動脈の手術のためにキャリアが長期に渡ってに中断された。

彼の最後の勝利は、UAEチームエミレーツに移籍する前の2019年ツアー・オブ・ユタだったが、今回のジロ・デ・イタリアで最高のパフォーマンスを見せた。

「後続と差をつけることができましたが、マリア・ローザを着るには十分ではありませんでした。ステージ優勝は一日の終わりにふさわしいものだと思います。

今日の結果にはとても満足しているよ。最後の50kmは調子が良かった。最後の登りが厳しいことを知っていたので、あまり無理をせず、慎重に走りました。」とドンブロウスキーは語った。

デマルキはステージ優勝を逃したが、プロとしての11年間の努力と、11年間アタックを続けてきたことが、マリア・ローザを獲得したことで報われた。

デマルキは、同じイタリア人のフィリッポ・ガンナ(イネオス)からマリア・ローザを奪うために十分な時間を稼いだ後、当然のことながら感情的になっていた。

「マリア・ローザを着ることを考えると泣きそうになるよ。11年間のキャリアの中で、何千回も挑戦したことへのささやかなご褒美です。楽しんでいきたいと思います。これは私と妻のアンナのためのものです。」とデマルキは目に涙を浮かべながら語った。

☆雑感

長期休養を乗り越えた末の大きな勝利。おめでとうドンブロウスキー。

途中まではタラマエとユールイェンセンの勝負かと思っていたが……

総合勢ではトップから約5分、総合勢から約4分遅れてしまったホアン・アルメイダはかなり厳しい戦いになるだろう。

怪我明けだがエヴェネプールを総合エースとしてそのアシストをすることになるのだろうか。

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