ポガチャルはヴィンゲゴーを振り切れず
☆記事
トム・ピドコック(イネオス・グレナディアズ)は、第12ステージでラルプ・デュエズの頂上でセンセーショナルな勝利を飾り、ツール・ド・フランスのデビュー戦を華々しく飾った。
22歳のピドコックは、この日の逃げ集団に遅れをとったが、ガリビエ峠を下ってクロワ・ド・フェール峠で集団に加わり、最終勾配の山頂から10kmの地点で抜け出した。
ピドコックは、ルイス・メインチェス(アンテルマルシェ・ワンティゴベール)を抑え、15歳年上の同国人、クリス・フルーム(イスラエル・プレミアテック)は、負傷後の3年間の低迷から復活し3位となった。
さらに下ったところで、タデイ・ポガチャル(UAEチーム・エミレーツ)が前日の大敗から奮起したが、イエロージャージを獲得したヨナス・ヴィンゲゴー(ユンボ・ヴィスマ)を振り切ることはできなかった。
ポガチャルは、最後の登りで3回の加速を試みたが、ヴィンゲゴーはそのすべてに即座に反応し、最後の1回がゴールへの最後の追い上げとなった。ゲラント・トーマス(イネオス・グレナディアズ)は、2人に並んでゴールした唯一の選手であり、ロマン・バルデ(DSM)を抑えて再び総合表彰台に上った。
このステージでは、ポガチャルが逆転することはなかったが、彼がまだ諦めていないことを示し、ツールにはまだ多くのチャンスが残されているというメッセージを発した。
☆【ステージ優勝 総合8位】トム・ピドコックのコメント
「サイクリングで最高の経験のひとつだ。それはツール・ド・フランスのラルプ・デュエズ以外では体験できないことだ。」
「私のツール・ド・フランスは、これまでで最高のものになりました。たとえ何かが起きてももう気にしない。初めてのツールでステージ優勝、悪くないね。」
☆【ステージ2位】ルイス・メインチェスのコメント
「本当にがっかりしているわけではないんです。ラルプ・デュエズのステージで2位なんだから、そんなに悪くないでしょ?もちろん、勝ったほうが、特にチームにとっては嬉しいことだったでしょう。」
「ツール・ド・フランスでステージ優勝することは、私たちの大きな目標の一つです。ピドコックは、今日、明確なプランを持っていた。彼はとても強いライダーで、祝福することしかできない。いい走りができたし、総合でも順位を上げることができた。特にこのような特別な場所では、とても良いことだ。」
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