ケルデルマンは「自分は総合を争うには不十分」と弱気な発言。
☆記事
ウィルコ・ケルデルマンは、ジロ・デ・イタリアでボーラ・ハンスグローエが最終的に総合優勝を狙う選手の一人として参戦したが、ブロックハウスへのステージでのバッドデーがその野望を打ち砕いた。
しかし第12ステージで逃げを打ったことで、主な競争相手から8分11秒を取り戻し、タイムも3分差まで近づいたが、ケルデルマンは「総合のことは考えていない」とした。
「ステージ優勝を狙いたかったが、前にいる選手が多すぎた」とケルデルマンは大逃げからステージ5位でゴールした後、語った。
「総合順位はもう僕には関係ないんだ。長い登り坂で十分な力が発揮できないんだ。まだ本当に遠いんだ。総合上位に入るには、1分1秒を争わなければならないと思う。僕には、総合を争えるほどの実力がないんだ。ジャイ（ヒンドレー）とエマヌエル（ブッフマン）は本当に調子が良くて、表彰台を争えると思うよ。」
最初の1時間、54kmに及ぶ激しいアタック合戦の後、ケルデルマンは22人のライダーによって構成された逃げグループに入り、この日の勝利に向かう動きを作り出した。
レース開始時、ケルデルマンとマリア・ローザのフアン・ロペス（トレック・セガフレード）との間には11分02秒差があったが、プロトンはペースを落とし、そのタイム差を許容した。彼の総合に対する無関心さが伝わったのだろう。
その結果、逃げ集団は残り55kmにあるラ・コレッタとヴァリコ・ディ・トレンサスコという3級の2つの上り坂でステージ優勝を争うことになった。
前者ではロレンツォ・ロータ（アンテルマルシェ・ワンティゴベール）がアタックをかけ、3人の逃げ集団を形成。ケルデルマンはバウケ・モレマ（トレック・セガフレード）、ルーカス・ハミルトン（バイクエクスチェンジ・ジェイコ）、サンティアゴ・ブイトラゴ（バーレーン・ヴィクトリアス）とともに追走する形となった。
「5位かそこらを目指して走っていたんだ。もう少し後に展開が動くと思ったんだけどね。アルペシンとワンティは本当によく走ったと思う。彼らはともに1人前に出ていたし、先頭集団にはもっと多くの選手がいた。」とレース後にケルデルマンは語った。
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