ヴァカンソレイユとアスタナで活躍したリーウ・ウェストラが40歳で亡くなる

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オランダ人選手は8年間のプロキャリアで13勝を挙げ、ヴィンチェンツォ・ニバリの2014年ツール・ド・フランス総合優勝にも貢献。

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元プロライダーのリーウ・ウェストラが40歳で亡くなった。オランダ人の彼が土曜日の午後に亡くなったと、彼の伝記作家であるThomas Sijtsmaが報告している。

オランダのメディアによると、ウェストラはオランダのZwaagdijkにある彼のビジネス施設で意識の無いの状態で発見され、心肺蘇生も効かないことが判明した。鬱病に悩まされていたことが知られていたが、Sijtsmaはその後、現段階では「自殺の可能性はない」と明言している。

現役時代に「ザ・ビースト」のニックネームで呼ばれたウェストラは、8年間のプロキャリアの間にヴァカンソレイユとアスタナに所属しており、2017年1月に13勝を挙げて引退した。

ウェストラはその年以降も、ワンティ・ゴベールでレースを続けることが決まっていたが、34歳という年齢で突然、引退を発表した。彼はその後、スペインでサイクリングホテルを経営することになるが、キャリア終了後はうつ病に苦しんでいたことを認めている。

26歳という比較的遅い年齢でプロになったウェストラは、現役時代にいくつかの大きな勝利を収め、中でも2014年のクリテリウム・デュ・ドーフィネでの山頂ゴール勝利は最も記憶に残る勝利となった。

それ以外にも2012年パリ・ニース第5ステージ、2014年ボルタ・ア・カタルーニャ最終ステージのモンジュイック公園での勝利が、彼のワールドツアーでの勝利として知られる。

2014年のツール・ド・フランスでは、ヴィンチェンツォ・ニバリの総合優勝に貢献したアスタナチームの一員として、第5ステージのパリ~ルーベの濡れた石畳をイエロージャージで走るという有名な場面で重要な役割を果たし、敢闘賞を受賞している。

ウェストラはレース中、闘争的で攻撃的なレーススタイルで知られ、坂道だけでなく平地やタイムトライアルでも強さを発揮した。

彼の訃報が発表された後、数多くの元チームメイトや仲間たちがSNSでウェストラに賛辞を贈った。

ヴァカンソレイユの元チームメイトであるジョニー・フーガーランドは、「Lieuwe my friend。この数年の間に、あなたに何があったのでしょうか?今日、あなたの人生がもう終わってしまったことは、とても悲しいことです。これ以上力になれず、本当に申し訳ない。チームメイトだったときにあなたがしてくれたことは決して忘れません。」と投稿し

2014年にアスタナのチームメイトだったエンリコ・ガスパロットは、「リーウ、安らかに眠れ。最も忠実なチームメイトの一人で、大きな心を持った男だ!!」と記した。

他にも多くのチームメイトや所属チームが追悼のコメントを出している。

彼の冥福を祈りたい。

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