東京オリンピック、リチャル・カラパスが男子ロードレース優勝

レース

ファンアールトが銀メダル、ポガチャルが銅メダル

☆記事

東京オリンピックの男子ロードレースで、リチャル・カラパスがエクアドル代表として金メダルを獲得した。最後の2つの登りで主要なライバルを脱落させるなど、緊迫したフィナーレとなった。

カラパスは、残り25kmの地点でブランドン・マクナルティ(アメリカ)のアタックに反応して最初の加速を行い、残り5.8kmの地点で逃げていた選手を脱落させ、単独で勝利を獲得した。

カラパスは、富士スピードウェイの最終ゴール地点でも集団とのタイム差を保ち、自身のキャリアの中で最大のワンデーレースの勝利を手にした。

2019年のジロ・デ・イタリア優勝者は、高温多湿の条件下で6時間に及ぶ過酷なレースを終え、地元の観衆からの拍手を浴びるには十分すぎるほどの余裕を持ってゴールした。

銀メダルと銅メダルをかけたスプリント勝負では、ワウト・ファンアールト選手(ベルギー)が、ツール・ド・フランス優勝者のタデイ・ポガチャル(スロベニア)の終盤の追い上げを僅差で抑えた。

マクナルティの吸収後、残りの選手たちは牽制を繰り返し、次から次へと襲いかかってくるアタックに苦しめられた。

この一瞬の躊躇が、カラパスが表彰台に立つために必要なものであり、彼にとってもエクアドルにとっても金メダルを獲得して歴史に名を残すことになったのだ。

日本勢の新城幸也は10分12秒遅れの35位。トム・デュムランやアレハンドロ・バルベルデ、リッチー・ポート、レムコ・エヴェネプールなどが含まれる集団でゴール。増田成幸は19分50秒遅れの84位でゴール。完走は85人だった。

☆リチャル・カラパスのコメント

(1996年のジェファーソン・ペレス選手に続き、同国で2人目のオリンピック金メダリストになったことについて)「自国の国旗がトップであること、そしてこのメダルを手にすることは信じられません。」

「私はただ、その時が来るのを待っていただけです。今日はちょっとしたクレイジーな一日で、とてもハードなレースでした。選考が行われている間は我慢して、その瞬間を待たなければなりませんでした。これが私にとって最も複雑なことでした。」

☆ワウト・ファンアールトのコメント

「最大限のことをした。リチャル・カラパスはとても強く、私と共に集団に留まることを決めた他の素晴らしいライダーたちと一緒にいるのは難しかったです。私は銀メダルを獲得し、満足しています。」

☆タデイ・ポガチャルのコメント

「私のキャリアの中で最も難しいレースの一つでした。レースのやり方が全く違う上に、とても蒸し暑かったです。最後のちょっとした段差では本当に苦労しましたが、メダルを目指してすべてを出し切りました。」

「金メダル?残り2キロのところで、カラパスに手が届かないことを確認して、その考えを捨てました。そして、銀か銅を獲得するためにスプリントに集中しました。2位には遠く及ばなかったが、銅メダルも素晴らしい。」

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