チームメイトのクスがステージ優勝を果たし、アンドラで総合3位に返り咲いたデンマーク人選手。
☆記事
ヨナス・ヴィンゲゴーは、自分のことは自分でやるという姿勢を貫いている。彼はツール・ド・フランスのデビュー戦で表彰台を狙っているが、彼の所属するユンボ・ヴィスマはピレネー山脈からアンドラまでの道のりで、彼を自由にさせることに何のためらいもなかったようだ。
🇫🇷 #TDF2021
— Team Jumbo-Visma cycling (@JumboVismaRoad) July 11, 2021
Back in the top 3⃣ 👉 Jonas Vingegaard! pic.twitter.com/MEDJ6NI9zL
ワウト・ファンアールトとステージ優勝者のセップ・クスは、この日の序盤に通過した峠で逃げに加わったため、ヴィンゲゴーには、チームの優秀なクライマーがアシストとして同行しなかった。
これは、ユンボ・ヴィスマがヴィンゲゴーの表彰台獲得よりも、ファンアールトとクスのステージ優勝に自信を持っていることの表れだろう。しかし、これは逆にヴィンゲゴー自身のパワーを信じていることの表れかもしれない。
ヴィンゲゴーは、レース終盤の山岳でのイネオス・グレナディアの強烈な牽引にも難なく対応し、ベイシャリス峠の最後の登りでイエロージャージのグループにアタック合戦の波が押し寄せたときにも一歩も引かなかった。この24歳の選手は、リチャル・カラパス(イネオス・グレナディア)とリゴベルト・ウラン(EFエデュケーション・ニッポ)の加速に対応し、自らも2回のアタックを仕掛けた。
このツール・ド・フランスで当初期待された山岳アシストからまさかの総合表彰台争いを繰り広げているヨナス・ヴィンゲゴー。元々チームは数年後に総合を争わせる方針だったそうだが、大幅な前倒しになりそうだ。
☆ヨナス・ヴィンゲゴーのコメント
「孤立していたわけではありません。もし何か問題があっても、前に2人の選手(ファンアールトとクス)がいて待っていてくれた。だから、悪い状況にあるとは感じなかったよ。」
「何度かトライしてみたが、今日の優勝候補グループでは誰もが強いように思えたが、少なくとも努力はしました。ベストメンバーで臨み、まだ2つの厳しい山岳ステージが残っているので、ベストを尽くします。」
(最後の登りのアタック合戦について聞かれて)「辛かったよ。速いスピードで、アタックにアタックを重ねていました。ちょっとしたストップ&ゴーの繰り返しだった。もちろん大変でしたが、その場にいられることが嬉しいのです。」
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