マイヨ・ジョーヌを着たワウト・ファンアールトがステージ優勝&総合首位キープ
☆記事
ツール・ド・フランス第4ステージのカレーにおいて、ワウト・ファンアールト(ユンボ・ヴィスマ)が残り10kmので激しいアタックをかけ、独走で勝利した。マイヨ・ジョーヌのチームメイトであるユンボ・ヴィスマは、最後の上りでワウトのために攻勢を仕掛け、その加速力でプロトンを分断することに成功した。
レース序盤はアントニー・ペレス(コフィディス)とマグナス・コルト(EFエデュケーション・イージーポスト)は、スプリンターチームが追い上げる前に最大7分30秒のアドバンテージを築き、フランスの本土でのツール・ド・フランス第1ステージ目を活気づかせた。
ペレスが逃げの最後の1人となったが、集団スプリントは実現せず、ユンボ・ヴィスマが残り10kmほどの短い丘陵で主導権を握った。そこでのティシュ・ベノートの献身的な力走が、ファンアールトの勝利への加速を促した。
ファンアールトがゴールした8秒後にプロトンがスプリントでゴールした。その際、ジャスパー・フィリップセン(アルペシン・ドゥクーニンク)は、2位でスプリントを制し、ファンアールトのチームメイトであるクリストフ・ラポルトに先着したが、ステージ優勝を決めたと勘違いして祝杯をあげるというアクシデントがあった。
明日の第5ステージでは、アランベールまでの11区間に渡る石畳区間が目玉で、総合争いのライバルとの差がさらに開くことになると予想される。
☆【ステージ優勝 総合首位】ワウト・ファンアールトのコメント
「私は理想的な位置にいて、全力を尽くして登ったのですが、とてもハードでした。」
「この黄色いジャージは、私に翼を与えてくれます。(明日の)石畳のステージ?自分にもチームにも自信がありますし、クラシックの経験者が揃っています。僕らにとっては、問題なくゴールすることが問題ではなく、何かを成し遂げるチャンスがあるんだ。」
☆【ステージ2位】ジャスパー・フィリプセンのコメント
「5秒くらいは勝ったと思ったけど、前にワウト・ファンアールトがいるのを見て、それでわかったんだ…。残念なことです。」
「気分はいいのですが、今のところ、もちろんとても残念な気持ちです。最後の上りで遅れすぎて、その後もペースを保っていたが、前に選手がいることがわからなかった。ファンアールトが行くのが見えなかったし、ヘッドホンの接続が悪かったんだ。」
「優勝を狙ってスプリントしたのだが、ゴールしたときに初めて自分のミスに気がついた。面白い写真が撮れそうですが、私が欲しかったのはこれじゃないんです。せっかく腕を上げたのに、ちょっと残念です。」
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