リチャル・カラパスが山頂を制し、ステージ2勝目を飾る。
☆記事
プリモシュ・ログリッチ(ユンボ・ヴィスマ)は、シエラ・デ・ラ・パンデラの急斜面でレムコ・エヴェネプール(クイックステップ・アルファビニル)に攻撃を仕掛け、総合優勝争いで最初のカウンターパンチを食らわせた。
リチャル・カラパス(イネオス・グレナディアーズ)は、最後の数キロでログリッチを抑え、逃げ切りでステージ優勝を果たした。
ミゲル・アンヘル・ロペス(アスタナ)は、カラパスから8秒差、ログリッチより先着し2位でゴールした。エヴェネプールは、急な上り坂の最後の3kmで苦しんだが、なんとかタイムロスを抑え、リーダージャージをキープした。他の総合を争うライダーは彼より先にステージを終え、エヴェネプールはログリッチを相手に48秒を失った。
エヴェネプールは現在、1分49秒差でログリッチをリードし、2分43秒差でエンリク・マス(モビスター)が続いている。
日曜日のシエラネバダへの山岳ステージ(第15ステージ)は、ログリッチにとってもう一つのチャンスであり、エヴェネプールにとってはもう一つの試練となるだろう。
エヴェネプールはバイクから降りると足を引きずるように見えたが、冷静にポディウムエリアまで歩き、親指を立てた。
☆【ステージ優勝】リチャル・カラパスのコメント
「今日は僕らにとって重要なステージだったし、またステージ優勝できてうれしいよ。」
「70kmは全力で走ったけど、1人で抜け出すことができたんだ。この登りはよく知っているし、アタックすべきポイントや頂上もわかっているので、自分のペースで走った。リスクは冒さなかった。これで残りのブエルタに向けて士気が高まったよ。」
☆【ステージ3位 総合2位】プリモシュ・ログリッチのコメント
「いい一日だった。勝つときもあれば負けるときもあるが、この状態が続くといいなと思う。気分が良くなりました。長いステージだったが、チームは良い仕事をしてくれた。このチームの一員であることに満足している。タイムを取り戻したほうがいいに決まっている。どうなるか、毎日違う。明日は明日だ。」
☆【ステージ8位 総合首位】レムコ・エヴェネプールのコメント
「確かに今日はベストな一日ではなかった。脚の調子も良くなかったし、ログリッチがアタックした後に加速できなかった。」
「総合ではまだ1分50秒のリードがあるので、慌てる必要はない。少しでも回復して、明日(日曜日)を乗り切りたいと思います。(第12ステージでの落車の影響で)筋肉痛があるが、明日か休養日明けには治るだろう。もちろん落車後の2日目ですから、本当に体調が悪い日が多いのです。それを言い訳にするつもりはない。ただ、今日(土曜日)はベストの調子が出なかった。この3週間のうちで一番悪い日だったと思う。」
☆【ステージ6位 総合3位】エンリク・マスのコメント
「今日(土曜日)はエヴェネプールにタイム差をつけられたのでよかったです。最後の登りで差をつけたかったんだ。だから、ログリッチとの差を縮めたんです。そこで力が抜けてしまった。ハードに走りすぎて、やりすぎたのかもしれない。すべての失敗から学ぶのつもりだ。急な坂道では、ついていくのが大変だった。」
「明日も大変な一日になりそうです。シエラネバダはクイーンステージになります。最初から言っているように、楽しむためにレースに出るのですから、楽しみながら解決策を探っていければと思います。」
☆【ステージ19位 逃げ集団】クレマン・シャンプッサンのコメント
「逃げに徹するために努力をしたのは事実だし、それでも前に出るために良い脚を使ったんだ。先頭では、いい感じでした。その後、残り10キロの平坦でアタックした時に頑張るしかなかった。」
「しかしその時、すでに集団に戻った後のために余裕を残していたのです。その後、リチャル・カラパスがアタックしてきたところだったが、うまく持ちこたえて、終盤ではベン(オコナー)をアシストした。自分の持っている脚でできることをした。また上位に食い込みたい。少なくとも今のところは、上位に食い込むためのベストを尽くしている。」
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