ジロ・デ・イタリア第9ステージ、未舗装路の山頂を制したのは……?

レース

エガン・ベルナルがマリア・ローザを獲得。

☆記事

第9ステージコースプロフィール。引用”https://www.procyclingstats.com/index.php

ジロ・デ・イタリア第9ステージでは、エガン・ベルナル(イネオス)が急勾配グラベルコースで爆発的なアタックを見せてステージ勝利を収めた。

アッティラ・ヴァルテル(グルパマ-FDJ)が登りで遅れたため、エガン・ベルナルがマリア・ローザを着ることになった。

ステージ2位にはジュリオ・チッコーネ(トレック・セガフレード)、3位にはアレクサンドル・ウラソフ(アスタナ)がそれぞれ7秒差で続き、さらに3秒差の4位にはレムコ・エヴェネプール(クイックステップ)が入り、総合2位のポジションを維持。

ダン・マーティン(イスラエル・スタートアップ・ネーション)がエヴェネプールと並んでゴールし、その数秒後にはサイモン・イェーツ(バイクエクスチェンジ)、ヒュー・カーシー(EFエデュケーション・ニッポ)、ロマン・バルデ(チームDSM)、ダミアーノ・カルーゾ(バーレーン・ヴィクトリアス)など、多くの総合勢が集団でゴールした。

最後の登りに差し掛かったところの砂利道で総合勢の争いが始まった。最初、各選手の差はわずかなものだった。

しかし、ベルナルはこの中では明らかに最強のライダーであり、このレースの最有力候補であることを証明した。

そして、ベルナルにとって、この勝利は、背中の問題を抱えながらもベストな状態に戻るための長い努力の末に得られたものだということを理解するべきだろう。

「信じられないよ。グランツールで初めてのステージを獲得したんだ。昨年のツール(腰の問題で棄権した)の後、この場所にいるために多くの犠牲を払ったと思う。本当に嬉しいです。」

「今日はすごくいい成績を残そうと思っていたんだけど、ステージに勝てるかどうかはわからなかった。でも、チームメイトは私に自信を持ってくれていました。私は自信がなかったのですが、彼らは私に『お前ならできる』と言ってくれました…この勝利は、彼らのためのものだと思います。」とベルナルは語った。

イネオス・グレナディアスは見事にアタックを仕掛け、この日の逃げの中で最後まで生き残ったジェフリー・ブシャール(AG2R-シトロエン)とクーン・ボウマン(ユンボ・ヴィスマ)ハイペースで追うことで残り500メートルで吸収することに成功した。

今後ベルナルは、マリア・ローザを守ることが課題となる。15秒差の2位にはエヴェネプールが不気味に潜んでおり、今日堅実なパフォーマンスを見せたウラソフ、チッコーネ、マーティン、イェーツらは、まだ彼のタイムから1分以内にいることを忘れてはいけないだろう。

参考記事

☆雑感

1週目の目玉ステージを制したのは2019年ツール・ド・フランス覇者エガン・ベルナル。

第9ステージ順位。以下引用”https://www.procyclingstats.com/index.php

未舗装路の登坂を圧倒的な力の差を見せつけながら爆速で駆け抜けた。

その激しい走りと対象的に優勝コメントは「自信は無かった、チームメイトのお陰だ。」と非常に謙虚。

ログリッチもそうだが、ロードレース界の頂点に立つ男は、こんな紳士であって欲しいとどうしても思ってしまう。

マリア・ローザを最後まで維持できるか楽しみだ。アシストもモスコンを筆頭に素晴らしい動きをしていたことを覚えておきたい。

第9ステージ時点での総合順位。

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