レースリーダーが残り200mで勝負を決め、リードをさらに拡大
☆記事
ファンアールト(ユンボ・ヴィスマ)は、シャントレで行われた第5ステージで2度目の優勝を飾った。
ユンボ・ヴィスマとイネオス・グレナディアズが、ディラン・フルーネウェーヘン(バイクエクスチェンジ・ジェイコ)を含む有力選手をメイン集団から脱落させ、レースリーダーの勝利は確実と思われていた。
しかし、逃げはフィニッシュまでの攻撃に激しく抵抗し、ファビアン・ドゥベ(トータルエナジーズ)、ヤン・バーグランツ(アンテルマルシェ・ワンティゴベール)、セバスティアン・シェーンベルガー(B&Bホテル)、バンジャマン・トマ(コフィディス)がフィニッシュまで300mのところまで粘った。
ファンアールトが後続を引き離し、スプリントを開始したとき、逃げ集団もステージ優勝を狙ったスプリントを開始していた。ファンアールトは、逃げ集団の残りを追い抜くのに十分な走りを見せたが、ゴール前でジョルディ・メーウス(ボーラ・ハンスグローエ)に押され気味になった。
しかし第3ステージの時とは異なり、ファンアールトは最後までスピードを維持したままゴールし、今季2勝目を挙げるとともに、総合首位の座を堅持した。
メーウスはイーサン・ヘイター(イネオス・グレナディアズ)を抑えて2位、エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(トータルエナジーズ)はユーゴ・パージュ(アンテルマルシェ・ワンティゴベール)を抑えて4位となった。
☆【ステージ優勝 総合首位】ワウト・ファンアールトのコメント
「一日中、ステージをコントロールするのが大変だった。一時はタイムロスもあったし、ストレスもあった。最後の1kmまでは差を縮めることに集中していたが、その後は一気にスプリントモードに突入しなければならなかった。」
「幸いなことに、クリストフ・ラポルトは最後に見事な牽引を決めてくれました。直前まで、みんなに「できる限りのことをやってくれ」とお願いしていたんです。また勝てたことは大きいし、チームメイトを誇りに思う。」
☆【ステージ2位】ジョルディ・メーウスのコメント
「ワウト・ファンアールトは僕より速いが、今日はとても接近していた。」
「優勝できなかったのは残念だが、それでもこの2位には満足している。このレースで初めてのスプリントだったし、自分にとっては良い結果だった。今は、明日が楽しみです。」
「私にとっては生き残ることだけが問題だったのです。計画では、逃げに入るか、スプリントで勝負することになっていた。逃げ切りを逃したので、あとは2つの上りをパスできることを祈るしかなかったが、結局パスできた。」
☆【ステージ3位 総合4位】イーサン・ヘイターのコメント
「スプリントで一瞬迷いがあったのかもしれない。でも、今日のチームはすごかった。決勝で彼らがやったことはクレイジーだった。パフォーマンスは良いのですが、3回の表彰台を踏み台に、優勝を狙いたいところです。」
「明日のステージは今日より少し簡単かもしれない。だからバイクエクスチェンジがまたレースをコントロールするだろうし、どうなるか見てみたい」
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