診断から5カ月後の今も、「頭痛、不眠、めまい」に悩まされている。
☆記事
トマス・マルチンスキー(ロット・ソウダル)は、コロナウイルスの後遺症に悩まされており、ジロ・デ・イタリアをリタイアすることになってしまった。
マルチンスキーは、日曜日の第9ステージのスタートを切ることができず、チームは「彼の安全上の理由とさらなる検査」のために彼を離脱させた。
No @TMarczynski at the start of stage 9 @giroditalia Tomasz is struggling with post covid neurologic symptoms: headache, insomnia, dizziness and coordination problems. Team doctor Maarten Meirhaeghe decided to pull him out for safety reasons and further examinations.
— Lotto Soudal (@Lotto_Soudal) May 16, 2021
ロット・ソウダルの広報によると、37歳のマルチンスキーは12月にコロナと診断されていたという。
現在は感染しておらず、レース前の検査や今週初めの検査でもウイルスは陰性だった。しかし、COVID-19に罹患した場合、数ヶ月にわたって関連する症状が後遺症として出ることは比較的よくあることで、これは「長期的な」COVIDとして知られている。
I'm sad to quit @giroditalia and leave my teammates, in the same time I'm really grateful to my team @Lotto_Soudal for supporting me in this moment. Hope to be back in few weeks 🤞🏼 https://t.co/OEw09cXCUc
— Tomasz Marczyński (@TMarczynski) May 16, 2021
トマスはコロナ後の神経症状に悩まされている。頭痛、不眠、めまい、などだ」とロット・ソウダルは日曜日に声明を発表した。そのためチームドクターは、安全上の理由とさらなる検査のために、彼の出場を取りやめることを決定した。
マルチンスキーは、12月に感染した後、2021年シーズンのスタートが遅れ、ストラーデ・ビアンケに出場したが完走できなかった。
その後、ボルタ・ア・カタルーニャを完走したが、続くイツリア・バスク・カントリーは最終日にリタイア。
アルデンヌクラシックでは、ブラバンツ・ペイルとアムステル・ゴールドレースでリタイアしたものの、フレシュ・ワロンヌとリエージュ・バストーニュ・リエージュを完走している。
そしてジロでは8つのステージすべてで最下位に終わったが、チームはカレブ・ユアンのステージ2勝という成功を収めている。
パンデミックが始まって以来、多くのプロライダーがコロナウイルスに悩まされてきたが、長期にわたる被害の報告はほとんどなかった。イェンス・クークレール(EF-Nippo)は今年の春、肺の機能が十分でないと感じて検査を受けたが、このベルギー人ライダーはまだジロのプロトンに留まっている。
☆雑感
カレブ・ユアンがリタイアしてしまったと思ったらベテランのトマス・マルチンスキーがDNS。
コロナウイルスの後遺症が原因とのことで非常に心配だ。
そして畳み掛けるかのように第9ステージでジャスパー・デブイストがリタイア。
ロット・ソウダルは2週間近く残るジロ・デ・イタリアを5人で戦わなければいけなくなってしまった。彼らには厳しい展開だ。
それでもトーマス・デヘントを代表にステージ勝利はまだまだ狙えるはずだと思うが。
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