ブエルタ・ア・エスパーニャ第10ステージ、マイケル・ストーラーまさかの2勝目

レース

ログリッチはアタックを仕掛けるも下り坂で落車。リーダージャージはオッド・クリスティアン・エイキングへ

☆記事

ブエルタ・ア・エスパーニャ第10ステージでは、マイケル・ストーラー(チームDSM)が、最後の上りで単独アタックを仕掛け、今ブエルタ2度目のステージ優勝を果たした。

この日の唯一の登りで、31人の大逃げ集団から飛び出したストーラーは、単独で先頭に立ち、その後も後続との差を保ったままゴールを目指した。

下りにも対応し、最後の17kmを単独状態で走りきり、後続のマウリ・ファンセヴェナント(ドゥクーニンク・クイックステップ)とクレモン・シャンプッサン(AG2Rシトロエン)に22秒差をつけて優勝した。

第10ステージ順位。以下画像引用”https://www.procyclingstats.com/index.php

一方、先頭から約12分後方のメイン集団ではログリッチが上りでライバルたちを振り切り、総合のライバルたちとの差を拡大しようとアタックを仕掛けた。

上りでは誰にも追いつかれず、ゴールへの下りではさらにタイム差をつけることができると思われたが、コーナーでの判断を誤り、落車してしまった。

数秒で立ち上がったが、モビスターのエンリク・マス、ミゲル・アンヘル・ロペス、そして、ジャック・ヘイグ(バーレーン・ヴィクトリアス)ら表彰台候補の追走グループが吸収したため、そのアドバンテージは失われてしまった。

そしてリーダージャージは逃げに乗ったアンテルマルシェ・ワンティゴベールのオッド・クリスティアン・エイキングに移った。エイキングは9分10秒遅れでスタートしていた。これによりチームで2人目のブエルタのリーダージャージ着用者となった。

第10ステージ終了時点の総合順位。

☆マイケル・ストーラーのコメント

「逃げ切りをかけた大規模な戦いだった。逃げ切るまでに80km以上かかるような壮大な一日だった。その中に入ることができて嬉しかったし、最後の登りでは調子が良かったので、最後の登りで何をすべきかがはっきりしていたんだ。」

「正確なタイム差はわからなかったが、厳しいことはわかっていた。この地域のドライで滑りやすい路面であっても、下りでは速く走らなければならないと思っていました。自分の下りには満足しています。踏ん張るには十分だった。」

「今回のブエルタでは1つのステージ勝利を夢見ていましたが、10日後には2つ目のステージ勝利になりました。本当に信じられないことだ。」

☆オッド・クリスティアン・エイキングのコメント

「第3ステージの後、レイン・タラマエとレッドジャージを手に入れていたので、これはボーナスです。私にとってはとても特別なことで、今日(火曜日)の朝には予想できませんでした。9分遅れでジャージを手にしたのは奇跡に近い。イヤホンで8分、9分、10分…と聞こえてきて、ようやく本当に可能なのだと理解しました。」

「ギョーム・マルタンは優れたクライマーで、ツール・ド・フランスでトップ10入りしたばかりです。接戦になることはわかっていたので、彼から目を離さなかった。フィニッシュでは1分でも多く稼ぐことを心がけました。」

☆プリモシュ・ログリッチのコメント

「落車していなければもっと気分が良かったのですが、大丈夫です。」

「アクション が多かったですね。競争ですからね。リスク無くして、栄光はありません。私が落車したのは、下り坂でスピードを出しすぎて、路面が滑りやすくなっていたからです。でも、私は大丈夫です。」

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