オーストリアチャンピオンが共に逃げた集団を抑えて勝利
☆記事
パトリック・コンラッド(ボーラ・ハンスグローエ)は、ツール・ド・フランス第16ステージで、35kmの単独逃げの末、ピレネーでの逃げ切り勝利を果たし、自身のキャリアで最大の勝利を手にした。
🇫🇷 #TDF2021
— BORA – hansgrohe (@BORAhansgrohe) July 13, 2021
what an amazing win 🏆 pic.twitter.com/wh5JC0KRNm
オーストリアチャンピオンであるコンラッドは、逃げ集団の中で積極的な走りを見せ、果敢に逃げ切りに挑んだ。
ダヴィ・ゴデュ(グルパマ・FDJ)とソニー・コルブレッリ(バーレーン・ヴィクトリアス)は、ポルト・ダスペで追走グループから抜け出し、山頂では20秒の差をつけた。
このステージでは1995年のツールでファビオ・カサルテッリが命を落とした場所を通過したが、幸いにも落車はなかった。
コンラッドは残り20kmで道が平坦になっても迫る追走のため全力を尽くさなくてはいけなかった。
その中でもこの日4つ目の登りであるCôte d’Aspret-Sarratは800mで勾配が8.4%と厳しいポイントが終盤に存在した。
追走グループに戻ったゴデュは、再び加速したが抜け出せずに終わり、コンラッドは濡れた最後の数キロを無事に通過してフィニッシュで歓喜の腕を上げた。
コルブレッリは2位に入り、マイケル・マシューズ(バイクエクスチェンジ)をスプリントで破ったが、どちらも目標のステージ優勝は勝ち取れなかった。
しかし両者はポイント賞ランキングではグリーンジャージのマーク・カヴェンディッシュに迫ることができた。
ステージ前半は激しい動きが見られたものの、総合を狙うの選手たちにとっては静かな一日となった。
しかし、最後の短い上りで再び激しさが戻ってきた。シモン・ゲシュケがコフィディスのチームメイトであるギョーム・マルタンのために仕掛けようとしていたところ、ワウト・ファンアールト(ユンボ・ヴィスマ)が加速して集団を分断したのだ。
総合優勝候補の選手たちは全員揃っていたが、それでもワウト・ファンアールトは、ヨナス・ヴィンゲゴーを後ろに従え、フィニッシュまで走りきった。
☆パトリック・コンラッドのコメント
「ワールドツアーでの初勝利であり、世界最大のレースでの勝利。本当に言葉がありません。」
「この勝利は、僕の家族、友人、そして僕を信じてくれた人たち、そしていつも僕を信じてくれたボーラ・ハンスグローエのためのものです。 チャンピオン・ジャージを着てステージを制したことは、本当に誇りに思います。」
「ツールでは、これまでに3回の逃げに参加していて、最終盤まで待っていましたが、これは常にベストな判断ではありませんでした。」
「モホリッチが優勝したときも、モレマが優勝したときも、本当に早い段階で仕掛けていたので、自分に言い聞かせていました。私もそれを試してみましたが、うまくいってよかったです。」
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