1959年ツール・ド・フランス優勝のバーモンテス、ポガチャルに「まだまだ先は長い」と警告

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金曜日に93歳の誕生日を迎えた現役最高齢のツール覇者「トレドの鷹」の言とは。

☆記事

1959年のツール・ド・フランスで優勝したフェデリコ・マルティン・バーモンテスは、今年の総合優勝争いにおいて、レースリーダーのタデイ・ポガチャルが素晴らしい位置にいることを認識しているが、かつてのスペイン人レーサーは、残り1週間半で多くのことが起こる可能性があると警告している。

金曜日に93歳の誕生日を迎えた現役最年長のツール・ド・フランス優勝者であるバーモンテスは、100年に一度の最年少優勝者について、メディアに「まだレースの半分近く残っている」と語った。

レースがピレネー山脈に差し掛かったところで、ツール史上最高のクライマーと称されるバーモンテスはこう警告した。「山で何が起こるかを見守るしかない。ツールはいつもとても長いからね。」

ポガチャルの総合力を高く評価しているバーモンテスは、ポガチャルのように最初の2週間が好調であっても、無傷でゴールできる保証はないと語った。

「若いライダーの多くは、素晴らしいスタートを切っていますが、まだまだ先は長いのです。何が起こるか見守るしかない。」と付け加えた。 バーモンテスは、ポガチャルをはじめとする総合優勝候補者たちに、ツールで何が起こっても、シーズンはそこで終わりではないことを伝えた。

「ひとつには、その後にもクリテリウムがあって、ライダーたちはそれについても考えなければならない。」

ポガチャルとは異なり、トレドの鷹ことバーモンテスは25歳でプロになった時、42年前にスペイン人として初めてツールを制した。バーモンテスは1959年のレース中に31歳になり、7月18日に優勝したが、これは偶然にも今年の2021年のレースが終了する日と同じだった。 登りのタイムトライアルで多くのライバルを退けたバーモンテスは、グルノーブルではシャルリー・ゴールとのコンビで抜け出してマイヨ・ジョーヌを着用し、アルプスの厳しい2日間でフランス勢を寄せ付けなかった。

彼は、ポガチャルに対してアドバイスと賞賛の両方を述べている。「彼は本物の選手だが、燃え尽きないように気をつけなければならない。(ツールを5回制覇した)ジャック・アンクティルに、それで僕は2、3回負けてしまった。それが痛かった。」

最後に、自分自身は並のクライマーではないが、現代のライダーが使用しているギアリングにも感銘を受けたと言い、「最近のライダーが使用しているギアでは、家の側面を登ることができる。」と冗談交じりに語った。

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