コーヴィが逃げ切り、ヒンドレーが総合リーダーで1分25秒のリードで最後のタイムトライアルへ
☆記事
ジャイ・ヒンドレー(ボーラ・ハンスグローエ)は、リチャル・カラパス(イネオス・グレナディアーズ)からマリア・ローザを奪い、約90秒引き離し、ジロ・デ・イタリアの総合首位を獲得した。
アレッサンドロ・コーヴィ(UAEチーム・エミレーツ)は、この最終週で5回目の逃げ切り勝利を成し遂げたが、この出来事は、山の少し先で繰り広げられたドラマによって薄まってしまったのは否めないだろう。
スタート時にはわずか3秒差で、ここまで接戦を繰り広げていたヒンドレーとカラパスの間に、第20ステージの3つの峠のうち最後のフェダイアの登りで、ついに亀裂が入った。
ヒンドレーは頂上から3.5km地点でカラパスを引き離した。チームメイトのレナード・ケムナは、最終的なアシストを行うために逃げ集団から離れ、カラパスが落ち始めると、ヒンドレーは行動を開始し、そのまま走り抜けた。
頂上までずっと、カラパスが力尽き崩れていく中、ヒンドレーはタイム差を拡大した。2019年ジロ・デ・イタリア総合覇者は、最後の50メートルでペダルに力を入れるのにも苦労し、落胆し、最終的には1分28秒も遅れてしまった。
ヒンドレーは現在、ヴェローナの17.4kmのタイムトライアルに1分25秒のリードを保っており、事件や事故がなければ、彼にとって初のグランツールタイトルを獲得するのに十分なタイム差となるはずだ。
☆【総合首位】ジャイ・ヒンドレーのコメント
「ここがレースの重要なステージになることは分かっていた。残酷なフィニッシュで、もし脚があれば、ここで差がつくはずだろう。」
「我々は我慢強く、今日まで試合をセーブしてきた。レニーは逃げの先頭で、これ以上ないくらいのタイミングで後ろに下がり、僕を後押ししてくれた。カラパスが脱落したと聞いて、僕は全力を尽くしたんだ。」
「どうなるかわからない。3週間のレースの最終日にタイムトライアルがどうなるかは、常に難しいものですが、明日はジャージを死守します。」
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