ブエルタ・ア・エスパーニャ第18ステージ、『スーパーマン』ロペスのスーパーなステージ勝利!

レース

モビスターが今季グランツール初のステージ優勝を果たし、ログリッチが総合のリードを拡大。

☆記事

ミゲル・アンヘル・ロペス(モビスター)は、ブエルタ・ア・エスパーニャの第18ステージにおいて、初めて設定されたガモニテイルの山頂でステージ勝利を果たした。

ロペスは、平均勾配が10%近い14.6kmの上り坂の頂上から4kmの地点でアタックをかけ、他の総合を争う選手が頂上付近でアタックに反応する中、1人で粘り続けた。

レースリーダーのプリモシュ・ログリッチ(ユンボ・ヴィスマ)は、レースを乗り切り、最後の100mでエガン・ベルナル(イネオス・グレナディアス)とロペスのチームメイトであるエンリク・マスを抜き去り、ステージ2位となった。

第18ステージ順位。以下画像引用”https://www.procyclingstats.com/

勝利したロペスに14秒差をつけられたものの、総合2位のマスとのタイム差を2分30秒に伸ばした。

第18ステージ終了時点の総合順位。

☆新城幸也選手

レースの本筋からは逸れるが第18ステージは新城幸也選手が活躍する姿を見られた嬉しいステージでもあった。

バーレーン・ヴィクトリアスが逃げに選手を乗せられなかったこともありチームがプロトンを牽引せざる負えない状況になっていた。

そのお陰?もあり、レースのかなり長い間新城幸也選手が献身的にプロトンを牽引する姿がテレビに映し出されており、そのことはファンの間でも話題になった。

SNSで見られた声のいくつかを引用させてもらい紹介しよう。

「新城幸也はティム・デクレルクのようだ。彼は長い間プロトンを牽引している。」

「新城幸也はグランツールに15回出場しており、その全てを完走している。その価値は計り知れない。彼はタイム差をコントロールするために膨大な仕事をしてくれました。」

「新城は過小評価されているアシストだけでなく、彼の持つ日本におけるマーケティングの可能性までも酷く過小評価されている。(新城選手とログリッチのTwitterのフォロワー数を比較して)」

☆ミゲル・アンヘル・ロペスのコメント

「僕にとっても、チームにとっても、とても意味のあることだ。今日は美しいステージになることはわかっていたので、嬉しいですね。ブエルタで最後にステージ優勝してから4年が経ちましたが、このステージで、愛とモチベーションを持ってそれを成し遂げられたことは素晴らしいことです。」

「長い間、ブエルタで再び勝ちたいと思っていましたが、チームメイトの素晴らしい働きのおかげで成功しました。3人のチームメイトがリタイアして、我々は5人になってしまった。この勝利は彼らのためであり、今いるチームメイトの偉大な仕事のための勝利でもある。」

「この勝利は、息子への愛が原動力です。また、モビスターにとっても非常に重要です。チームは、彼らが毎日経験している苦しみを知っています。口で言ったり、批判するだけではありません。この勝利は、レース終盤に向けての心の平穏をもたらしてくれます。」

☆プリモシュ・ログリッチのコメント

「クイーンステージとして経験しましたが、特に昨日の努力の後では、私にとっては非常に厳しいものでした。あの山を登るための力があってよかったです。」

「(バーレーン・ビクトリアスやモビスターが先頭にいるときは)仕事をする必要はなかった。私の意見としては、もっと楽にできたと思います 最初から最後までタフなペースで、タフな一日でした。高い山を越えられたことが嬉しい。」

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